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「神に祈りゆだねる」
B i b l e S t o r y 2025年10月19日 ・・・ サムエル記Ⅰ 1章 暗唱聖句 ペテロの手紙Ⅰ 5:7 『 あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。 』 その人の名前はハンナといいます。ハンナにはエルカナという夫がいましたが、エルカナにはペニンナというもう一人の妻がいました。ハンナには大きな悩みがありました。それは、子どもがいないということでした。毎年、家族そろって主の家(神殿)に行き、主を礼拝して食事をする日は、ハンナにとってつらい日でした。子どものいるペニンナが、優越感からハンナをいら立たせることをするのです。主の家で喜びや安らぎを得るどころか、いらだちと怒りでいっぱいになるのでした。 ハンナは思うようにいかない現実の中で深く悩みながら、一番身近な夫にも、それをうまく伝えることができませんでした。苦しみが取り除かれないのは神に見捨てられているのではないかという恐れ、子どもがいないゆえに夫エルカナに申し訳なく思う気持ち、敵対するペニンナに対するいら立ちと怒り


「求め続ける祈り」
B i b l e S t o r y 2025年10月12日 ・・・ マタイの福音書 7:7-11 暗唱聖句 マタイの福音書 7:7 『 求めなさい。そうすれば与えられます。 』 主イエスは「求めなさい」「探しなさい」「たたきなさい」と言って、諦めないで祈り続けることを教えられました。ただし、どんなことでも祈り続ければ実現すると言っているのではありません。大切なのは何を求めるのかを理解することです。求めるべきものは「神の国と神の義」です。神がほめたたえられ、神に喜ばれる歩みをすることができるように、大胆に、貪欲に神に祈り求めていいとイエスは言われるのです。 私たちが神のみこころにかなった歩みをするためには、まず神のみこころを知る必要があります。私たちが日常で経験すること、人間関係や学校の子と、家族のことでどうしたらいいかと悩む時、神が何を願っておられるかを具体的に知ることは簡単ではありません。だからこそ、、「求め続ける」ことをイエスは励ましておられます。神に信頼して正直な気持ちを祈り続ける時、祈りの中で、自分の願望を超えて、神が願ってお


「主の祈り」
B i b l e S t o r y 2025年10月5日 ・・・ マタイの福音書 6:5-15 暗唱聖句 マタイの福音書 6:9 『 天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。 』 イエスは祈りについて教える時に、まず祈る時の注意を示されました。一つは人の目を気にして祈ってはいけないということです。祈る自分を信仰深いと考えて、その姿を自慢するかのように祈ることを戒めています。祈りながらも。その心が神ではなく人に向かうと、神に祈る喜びは失われてしまうのです。また、ことば数が多ければ祈りはかなうと考えてはいけないと注意なさいました。このような考えは今もありますが、これでは神に心を向ける祈りではなく、たくさん祈る努力に心が向かう祈りになってしまいます。 祈りとは、神だけに心を向け、神と過ごす時間です。そのようにして祈る時には、神が私を愛してくださっていて、私が願いを言う前からすべての必要をご存じであるという神とのつながりのゆえに安心があります。 それからイエスは「あなたがたはこう祈りなさい」と言って、私たちが今「主の祈り」


「ヨシヤの宗教改革」
B i b l e S t o r y 2025年9月28日 ・・・ 列王記Ⅱ 22:1-23:25 暗唱聖句 詩篇 119:11 『 私はあなたのみことばを心に蓄えます。 』 先週の学びで見たヒゼキヤ王は、神様に信頼するよい王様でした。しかし、その後に王となった息子のマナセや孫のアモンは、神様の前に正しい王ではありませんでした。アモンが謀反で殺されると、その息子のヨシヤがわずか八歳で王となりました。ヨシヤは十六歳の時に神様を求め始め、二十歳の時から偶像を取り除くことに力を注ぐようになりました。二十六歳になると、神様の宮の修理に取りかかります。その時、神様は律法の書を発見させるという出来事を通して、真剣に神様を求めるヨシヤに応えてくださいました。聖書には「神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいてくださいます」とあります。このことばの通り、神様を求めるヨシヤに神ご自身が近づいてくださったのです。 律法の書を発見し、その内容を知ったヨシヤは、長い間、国が神の教えに従ってこなかったことに気づいて衝撃を受けました。そして、涙を流して


「ヒゼキヤとアッシリヤの王」
B i b l e S t o r y 2025年9月21日 ・・・ 列王記Ⅱ 18-19章 暗唱聖句 列王記Ⅱ 19:15 『 イスラエルの神、主よ。ただ、あなただけが、地のすべての王国の神です。 』 ヒゼキヤは、神様を心から愛したダビデ王のように、神様を愛する王様でした。ヒゼキヤは周りの国からユダの国に持ち込まれていた偶像をすべて破壊しました。国の中に、本当の神様を信じながら、周りの国々のように偶像の神々も礼拝する方が幸せになれると思う人も増えていたのです。そのような国民に対して、ヒゼキヤは、本当の神様ただお一人だけを愛して従い、礼拝するように導きました。神様はそんなヒゼキヤと共にいてくださいました。 その頃、アッシリア帝国という国が周りの弱い国々を滅ぼしながら強大になっていました。そのアッシリアがユダの国にも迫ってきたとき、ヒゼキヤは、「我々南王国ユダは、アッシリアには仕えない」と伝えました。神様に信頼して、「すべての国を支配する本当の神様が共におられる私たちの国は,偶像を拝む国には仕えはしない」と決めたのです。...


「ヨナとニネベの人々」
B i b l e S t o r y 2025年9月14日 ・・・ ヨナ書 暗唱聖句 テモテへの手紙 Ⅰ 2:4 『 神は、すべての人が救われて、真理を知るようになることを望んでおられます。 』 神様からヨナに一つの命令が与えられました。「アッシリアの国の大きな町ニネベに行って、人々にわたしのことばを告げなさい」。けれどヨナは考えました。「アッシリアはイスラエルを滅ぼそうとしている私たちの敵だ.行ってやるものか」。ヨナはニネベの方角に背中を向けて港の町に行き、そこから船に乗って逃げ出しました。 ところが、ヨナが乗った船は大嵐に巻き込まれ、今にも沈みそうです。神様に従う道にヨナを引き戻そうと、神様が嵐を送られたのです。 船の上の人々が嵐の原因を突き止めようとくじ引きをすると、なんとヨネ二当たりました。「いったいあなたは何者だ」と問い詰められたヨナは答えました。た「私はヘブル人です。私は、海と陸を造られた天の神、主を恐れる者です。」ヘブル人とは、イスラエル人と同じ意味です。ヨナが「私のせいでこうなったのだから、私を海に投げ込めば風は収まり
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