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「ヒゼキヤとアッシリヤの王」

  • junagrace
  • 12月4日
  • 読了時間: 3分

Bible Story

2025年9月21日

・・・ 列王記Ⅱ 18-19章

暗唱聖句 列王記Ⅱ 19:15

イスラエルの神、主よ。ただ、あなただけが、地のすべての王国の神です。


 ヒゼキヤは、神様を心から愛したダビデ王のように、神様を愛する王様でした。ヒゼキヤは周りの国からユダの国に持ち込まれていた偶像をすべて破壊しました。国の中に、本当の神様を信じながら、周りの国々のように偶像の神々も礼拝する方が幸せになれると思う人も増えていたのです。そのような国民に対して、ヒゼキヤは、本当の神様ただお一人だけを愛して従い、礼拝するように導きました。神様はそんなヒゼキヤと共にいてくださいました。

 その頃、アッシリア帝国という国が周りの弱い国々を滅ぼしながら強大になっていました。そのアッシリアがユダの国にも迫ってきたとき、ヒゼキヤは、「我々南王国ユダは、アッシリアには仕えない」と伝えました。神様に信頼して、「すべての国を支配する本当の神様が共におられる私たちの国は,偶像を拝む国には仕えはしない」と決めたのです。

 ヒゼキヤが王になって六年目、アッシリア帝国は北王国イスラエルを占領しました。北王国の大勢の人々が捕らえられ、アッシリアに連れていかれました。そしてその八年後、アッシリアは今度は南王国ユダに迫ってきて、いくつかの町を攻め取りました。このままでは国が危ないと恐れたのでしょう、ヒゼキヤはアッシリアの王に使いを送りました。反抗したことを謝り、貢ぎ物を贈って、ユダの国から引き上げて欲しいと願いましたが、それは役に立ちませんでした。主とエルサレムはアッシリアの大軍に包囲されました。

 アッシリアの王の使者はわざわざユダの国のことばで、全員に聞こえるように「おまえたちの神は頼りにならない。おまえたちを救えない」という王からの伝言を叫びました。アッシリアの王は、南王国の人々の信仰を揺さぶり、降伏させようとしたのです。

 ヒゼキヤは神様を侮辱するアッシリアの王のことばを聞いて、怒りと悔しさで着ていた服を引き裂いて悲しみました。もう、あきらめて降伏するしかないのでしょうか。でもヒゼキヤはまず,神様に仕える預言者イザヤに使いを送り、「どうか国と国民がアッシリアから救われるために祈ってください」と頼みました。イザヤは「アッシリアの王のことばを恐れるな」とヒゼキヤを励ました。

 アッシリアの王は、また神様を侮辱し、降伏を迫るために、今度は手紙を送ってきました。ヒゼキヤはその手紙を読むとそれを持って神殿に向かいました。祈る場所にひざまずくと、手紙を神様に向けて広げ、そして祈りました。「どうか、天と地もすべてを造られた神様がその圧倒的な力で私たちを救ってください。そうすれば、すべての国々があなたこそ本当の神様であることを知るでしょう。

 神様はヒゼキヤの祈りを聞いてくださいました。イザヤが神様のお答えを伝えてくれました。そしてそのおこたばどおり、神様は奇跡を起こして、アッシリアの軍隊をエルサレムから追い払ってくださったのです。

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