2022年10月9日礼拝メッセージ
伝道者の書5:1-20
辻村 潤治 牧師
イエス様も新約聖書もまだなく、ようやく編纂された旧約聖書と祭司やレビ人達によって口で伝えられてきた先祖達の経験や知識しかなかった時代に。
伝道者にとっては、自分の今いる世界は全く混乱した、人の権利も正義も踏みにじられ、富を持つ者は他人に施すことを忘れ富の奴隷となり、自分が死ぬ時には何一つ持って行くことが出来ず、その子孫に富は伝わらない、それでも尚、富や権力に執着する醜い世になっています。
真の幸福とは、自分に与えられているもので満足し、その為に働いた労苦も喜び、結果として得られた僅かな富と財を、神から与えられた贈り物と捉えて楽しむことです。
しかし、神を愛し隣人を愛すること、与えられた人生に誠実であること、これを忘れてはならないと、今日のすべての言葉の中から伝道者は語っているのです。
【本日の聖句】
「働く者は少し食べても多く食べても、心地よく眠る。富む者は満腹しても、安眠を妨げられる。」
(聖書 新改訳2017 伝道者の書5:12)
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