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「美しの門で」

  • junagrace
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

Bible Story

2025年6月15日

・・・ 使徒の働き 3:1~4:22

暗唱聖句 使徒の働き 4:12

『この方以外には、だれによっても救いはありません。』


 ペテロとヨハネは、ユダヤ人の慣習に従って午後三時の祈りをするために神殿に行きました。聖霊が与えられ新しくされても、よい習慣は継続していました。二人が美しの門を通って宮に入ろうとすると、門のところにいた生まれつき足の不自由な男性が施しを求めました。生きていくためのお金を施しで得ていた彼は、歩くことも立ち上がることもできませんでした。

 ペテロはヨハネと共に彼をじっと見つめ、「私たちを見なさい」と言いました。施しを求めた時、彼は当然二人に目を注いでいたはずですが、ペテロはただ見るのではなく、「注目しなさい」と促したのです。これから起こることを通して信仰の目が開かれ,神に回心することを求めたのでしょう。

 ペテロはこう続けました。生まれてから一度も歩いたことのない人に、「歩きなさい」と声をかけるとは、普通はありえないことです。しかし、ペテロに手を取られ立ち上がらせられた時、彼のくるぶしは強くなり、彼は躍り上がって立ち、歩きだし、飛び跳ねながら主をたたえました。

 癒やされた男性が歩きながら賛美する様子を見て驚いた人たちが駆け寄ってきたので、ペテロはすぐ伝道をし始めました。ペテロは人々に向かって、彼の足が癒やされたのはイエスの御名によると宣言しました。そしてそのイエスを「あなた方が殺した」と、厳しい指摘をしました。それは主に立ち返るために必要な罪を自覚させるためでした。

 さらにペテロは、彼が「信仰によって癒やされた」と語りました。ペテロは続けて神の前に悔い改めることを促します。その結果、さらに多くの人々が信じて教会に加えられました。

 この出来事にユダヤ人指導者たちは衝撃を受けました。特にサドカイ派の者たちは、ペテロとヨハネの発言を苦々しく思い、二人を捕らえて最高法院の場で指導者たちの前に立たせました。ペテロはその場でも臆する事無く、聖霊に満たされてどうどうと語り、「この癒やしはイエスの名による」「イエス以外には、救いはない」と信仰を告白しました。

 かつて主を「知らない」と三度言ってしまったペテロが、主のために大胆に語る者に変えられています。その堂々とした態度、また癒やされた男性がそばに立っている子と、多くの人にこの出来事が知れ渡っていることから、ユダヤ人指導者たちは反論ができず、二人を脅して語らせまいとすることしか出来ませんでした。ペテロは指導者たちに、神に従うこと、見たことや聞いたことを話さないわけには行かないことを宣言しました。主によって変えられた信仰者の姿がここにあります。

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