2024年6月16日礼拝メッセージ
ローマ人への手紙 2:17-29
山本 進 牧師
救いには、一般救済論と特別救済論があります。一般とは、キリストを使わないで救いを言うことです。律法を行っている救いです。特別とは、イエス・キリストを信じる救いです。2章ではパウロは一般救済論で語ります。
救いを異邦人に拡げるとき、ユダヤ人と異邦人の共通の事柄として「律法を行う」ことを同一土俵とします。それは、誰であれ、律法を行う人は「人目に隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、文字ではなく、御霊による心の割礼こそ割礼v29」であると言い、パウロは目に見えない「心の割礼」という信仰の事柄を共通の基準としています。そして、律法を行う人への称賛には、目に見えない「神からの称賛v29」があると言います。これを神からの救いの表現と受け入れた瞬間、律法を行った過去の異邦人への救いが拡がります。
また、この救いを私たちに適用するとき、そこには忍耐が必要となります。普通は人からの称賛がないと元気や、やる気が出ませんが、私たちはその外見的な励まし以上に、人目に隠れた神からの称賛に希望を置くことです。そのような信仰を受けとめます。
【本日の聖句】『かえって人目に隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、文字ではなく、御霊による心の割礼こそ割礼だからです。その人への称賛は人からではなく、神から来ます。』
(聖書 新改訳2017 ローマ人への手紙 2:29)
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