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「神の時と人の奮闘」

2022年4月24日礼拝メッセージ

伝道者の書2:1-11

辻村 潤治 牧師


 伝道者の書は、「束の間」の人生を送る私たちが、この世で生きることは、今与えられている全てが、神からのプレゼントであると受け取り、ストイックに生きるだけでなく、楽しんで生きることではないかと言います。ただし、短い「束の間」の人生を自分のためだけに生きるのではなく、神と他人のために生きることではないかとも言います。ただし伝道者は、その理由を明確にしていません。


 新約聖書では、神が人を愛された故に、十字架のイエス様の大きな犠牲によって、信じる者たちに天の御国への道を開かれた、と示されたのです。伝道者の書には来世との概念は見当たらないのです。


 伝道者の書はまさしく、「束の間」の人生を生きる人間が、与えられたこの世の時を喜び、「自分のため」だけに生きるのではなく、神様や他人のために生き、イエス様の贖いによって、天の御国へ凱旋することを願う、新約聖書の答えを期待する、その前の書ではないのでしょうか。

 

【本日の聖句】

しかし、私は自分が手がけたあらゆる事業と、そのために骨折った労苦とを振り返った。身よ。すべては空しく、風を追うようなものだ。日の下には何一つ益になるものはない。

(聖書 新改訳2017 伝道者の書2:11)

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