2024年6月2日礼拝メッセージ
ローマ人への手紙 1:16-32
山本 進 牧師
神のさばきは「引き渡し」です。「引き取ってください。」「わかりました。」「それでは引き渡します。」神が自分の持ち物を相手にあげてしまい、自分の手から放すことです。
神は私たちの心や体を引き渡すのです。悪魔に引き渡すと言ってよいですし、学問的に言うとするなら、私たち自身の心が作る環境に心も体も置くことです。
自分自身が作る環境に自分が置かれますから、それが悪いとは思わないのです。しかし、徐々に状況が悪くなっていき、自分が罪を犯したと気づくようになるのです。気づいたときはもう遅いかもしれません。
ここでの救いとは「真理」を取り入れることです(v18の逆)。ここでの「真理」とは聖書の神に関することです(v21の逆)。また神を知ることに価値を認めることです(v28の逆)。そして義を見つめ、行うこと(v29~31人の罪の逆)です。
そのきっかけはイエス・キリストの十字架の救いという福音を信じて、御子を見つめ、そして福音を信じた義人として信仰に生きることです。
私たちは何かに引き渡されていないでしょうか。振り返ってみましょう。
【本日の聖句】『また、彼らは神を知ることに価値を認めなかったので、神は彼らを無価値な思いに引き渡されました。それで彼らは、してはならないことを行っているのです。』
(聖書 新改訳2017 ローマ人への手紙 1:28)
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