2024年6月9日礼拝メッセージ
ローマ人への手紙 2:1-16
山本 進 牧師
旧約の教えは、祝福と罰・のろいと受けとめられてきました。律法を行う人が祝福で、律法を退け、違反する人が罰・のろいでした。
しかし、パウロはイエス・キリストの福音を語る中で、罰・のろいに定められる人になお神のいつくしみ深さが及んでいると語ります。
それは、神の豊かないつくしみが罪人の私たちに注がれており、私たちが神の忍耐と寛容の中に置かれていると言うのです。その中で私たちがイエス・キリストの身代わりの十字架の贖いによって罪が赦され、悪から買い戻されるという贖いを聞かされたとき、自分の罪のためにイエス・キリストが身代わりとなってくださった、こんな有難いことはないと、この救いを受け入れ、罪から離れることを決心しようとする悔い改めに導かれる機会が与えられているのです。
このいつくしみを軽んじてはいけない。この救いの機会を手放してはいけない。手放したら、あとは事務的に祝福と罰・のろいのさばきにあるだけです。
真理に従い、忍耐をもって善を行い、栄光と誉れと朽ちないものも与えられます。そして、神のいつくしみはいつでも私たちに注がれています。信じましょう。
【本日の聖句】『それとも、神のいつくしみ深さがあなたを悔い改めに導くことも知らないで、その豊かないつくしみと忍耐と寛容を軽んじているのですか。』
(聖書 新改訳2017 ローマ人への手紙 2:4)
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