2022年5月22日礼拝メッセージ
マタイの福音書8:5-13
山本 進 牧師
新約聖書には良き百人隊長がよく出てくる。この人もその一人。彼のしもべが中風になり、彼はイエスにその癒やしを願った。イエス様はその願いに応じ、「行って彼を治そう」と言われた。そのとき、百人隊長は「ただ、おことばだけを下さい。そうすれば、私のしもべは癒やされます」と答えた。
イエス様はこの百人隊長の信仰に驚かれた。そのような信仰をユダヤ人の中に見たことがなく、異邦人から聞かされるとは、本当に驚きだった。今の律法を守る信仰のままではユダヤ人は天の御国での食卓に着くこと(=天の御国に入ること)ができず、異邦人のほうが救い主に救われて天の御国に入ることができることを語られた。
私たちはいろいろなきっかけでイエス様を信じることができる。そして、そこから主によって信仰を成長させていただくのである。その一つが「おことばをいただく」という信仰である。それは「みこころをいただくこと」である。百人隊長は、イエス様がきっと癒やしてくださると信じていたから、「おことばをいただくこと」に専念できた。それが可能になったのは、イエス様に権威を認めたからである。そして、私たちへのおことばとは、聖書のみことばである。
【本日の聖句】
「しかし、百人隊長は答えた。「主よ、あなた様を私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。ただ、おことばを下さい。そうすれば私のしもべは癒やされます。」
(聖書 新改訳2017 マタイの福音書8:8)
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