Bible Story
2025年1月12日
・・・ ルカの福音書 17:11-19
暗唱聖句 テサロニケ人への手紙 Ⅰ 5:18
『すべてのことにおいて感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。』
イエス様はエルサレムに向かう途中、サマリヤとガリラヤの境を通られました。ある村に入ると、遠くから「イエス様、先生、私たちをあわれんでください。」と声を張り上げてお願いする人たちがいました。ツァラアトに冒された人隔離されていました。隔離され、社会から見捨てられたような状態にある彼らにとっては、このお方なら癒やしてくださるかもしれないという、絶望の中の一筋の光であったに違いありません。
イエス様は彼らに目を留めてこう言われました。「行って、自分のからだを祭司に見せなさい。」しかし、この時点ではまだ癒やされていません。通常ならその状態で祭司のところに向かうなど考えられないのですが、彼らは何のためらいもなく行きました。そして、信じ切った彼らは、「行く途中できよめられた」のです。
しかし、癒やされた後に、彼らの信仰の土台にあるものが明らかにされます。十人全員が癒やされたにもかかわらず、イエス様のところに戻ってきて、イエス様の足元にひれ伏して感謝をしたのは一人だけ、しかもサマリヤ人でした。
すると、イエス様は言われました。「十人きよめられたのではなかったか。九人はどこにいるのか。この他国人のほかに、神をあがめるために戻って来た者はいなかったのか。」それからイエス様はその人に言われました。「立ち上がって行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。」
イエス様に感謝をささげたサマリヤ人は、病の癒やしだけでなく、たましいの救いも受けました。イエス様と個人的に会い、語り、救いの宣言を受けました。社会に復帰できるだけではなく、神様との関係が回復されるという再興の恵みを手に入れたのです。
私たちも強く願うことがあるとき、神様に必死に祈りますが、いざ叶えられたとき、問題が解決しただけで満足するのではなく、祈り求めに応えてくださった神様に感謝をささげましょう。どんな状況にあっても、神様に目を向け、感謝しましょう。






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