2024年8月18日礼拝メッセージ
ローマ人への手紙 6:1-11
山本 進 牧師
人の話を聞くとき、本を読むとき、良し悪しを思わないで聞いたり読んだりして、まずその内容を理解し、その後で内容が良いか悪いか判断するのがよいです。そのようにパウロの説明を読んでいきましょう。
パウロは神の救いを説明するとき、二つの要素、神の恵みと人間の自主的判断(意志、思い)で語っています。「罪に対して死んだ私たちが、どうしてなおも罪のうちに生きていられるでしょうか」ということばには、その意味が現れています。救いのわざのほとんどが神の一方的な恵みですが、神はそれを押しつけず、人間の判断を大切にしています。私たちの意志思いが大切にされています。
パウロはキリストと一つになる信仰を語っています。それは、キリストと一つになる死と生で現され、バプテスマはその両方を現しています。水に浸ることでキリストとともに罪に死に、水から上がることで、罪や死から解放され新しく生きることを現しています。
またパウロは、キリストと一つになるという生き方を示しています。キリストは神に従順で十字架に死に復活され神に対して生きています。それと同じように私たち信者が罪に対して死んだ者であり、神に対して生きている生き方を意思表示することで、救われたあと罪のうちに生きられないことを明らかにしていきます。
【本日の聖句】『同じように、あなたがたもキリスト・イエスにあって、自分は罪に対して死んだ者であり、神に対して生きている者だと、認めなさい。』
(聖書 新改訳2017 ローマ人への手紙 6:11)
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