「王になったダビデ」
- junagrace
- 10月9日
- 読了時間: 3分
Bible Story
2025年8月10日
・・・ サムエル記Ⅱ 6:1~7:17
暗唱聖句 詩篇 95:2
『感謝をもって御前に進み賛美をもって主に喜び叫ぼう。』
サウル王に追われ続けたダビデは、苦しくつらい思いで逃げる中でも、神様を信じ従い続けました。ダビデは決してサウル王に自分で仕返しをしませんでしたが、やがてサウル王は敵の国との闘いの中で死に、ついにダビデがイスラエルの王様になる時がきました。
王様になったダビデの心には、どうしてもかなえたい願いがありました。イスラエルの都エルサレムに「神の箱」を持ってくることです。
昔、イスラエルの民がエジプトを脱出し、荒野を旅していた時に神様からいただいた「十戒」を刻んだ石版を納めた箱、それが神の箱です。神の箱はいつもイスラエルの民を導き、一緒に移動してきました。神の箱はイスラエルの民にとって、神様が共にいてくださるしるしでした。けれど神様の約束の地、カナンに住むようになったあと、周りの国との戦いの中で、神の箱はペリシテ人に奪われてしまいました。神様がペリシテ人に激しい災いを下したので、神の箱はペリシテ人から返されて、ある人の家に預けられました。ダビデは王になると、真っ先に神の箱をエルサレムに運ぼうとしました。ところが神様がお命じになった運び方を守らなかったため、失敗してしまいました。神の箱は、また別の人の家に置かれていました。
ダビデは、今度こそ神の箱を自分が住むエルサレムに迎え入れようと、気をつけて準備しました。神様のご命令に従い、レビ人たちが神の箱を担ぎ、箱はついにエルサレムに運び入れられ、特別に用意されたテントの中に大切に納められました。
ダビデはついにこの時がきたと、感動とうれしさのあまり、力の限り飛び跳ね、踊りました。イスラエルの人々も歓声を上げ、角笛を吹き鳴らしました。ダビデはテントの前でささげものをささげ、神様のお名前によってイスラエルの民を祝福し、一人一人にお祝いのパンやお菓子を配りました。
神様に守られて、イスラエルに平和な毎日が訪れた時、ダビデは預言者ナタンに言いました。「私は上等な杉の木でできた宮殿に住んでるのに、神の箱がテントの中に置かれているのは良くない」。ダビデは神様のためにりっぱな神殿を建てたいと願いました。
その夜のこと、神様はナタンにお告げになりました。「ダビデに伝えなさい。『わたしには神殿は必要ない。しかしあなたの息子に神殿を建てさせよう。わたしはどんなときにもあなたと共にいて守ってきた。わたしはあなたの子孫たちが受け継ぐ、永遠に続く王国を建て上げよう』と」。ダビデは神様のすばらしい約束を心から感謝しました。 神様のおことばどおり、ダビデの死後、ダビデの息子のソロモンが王になり。神殿を建てます。そして、何百年もたってから、ダビデの子孫として、救い主がお生まれになります。イエス様が治める神の国は永遠に続きます。私たちもイエス様を自分の救い主として心に受け入れるなら、神の国の国民にしていただけるのです。






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