2024年3月3日礼拝メッセージ
使徒の働き 28:1-15
山本 進 牧師
1.状況はクレタ島の良い港で厳しい冬を越そうというパウロの意見と、フェニクスで冬を越す多数の意見との選択であった。船はフェニクスに向かったが、海難となった。船上の財産はすべてなくなったが、身はマルタ島まで行け、そこで冬を越すことができた。いのちが守られるのであれば、どちらの方法でもよかった。私たちは自分の意見に頑張りすぎないように。
2.神はパウロを助けてくれたように私たちを助けてくださる。神は親切な人を用いて私たちを助けてくださる。神は人々の考えを変える出来事を与え、私たちを受け入れてくれるようにされる。
親切は長続きしない。神は長続きできる方法も考える。助ける人に良いことがあるようにされる。また私たちを尊敬してくださるようにされる。
3.船荷をすべて捨てたことで商人たちはカイサリアかアレクサンドリアに帰ることになり、パウロたちは少数となってローマに旅立つことになる。信者にお世話になったり、ローマからは迎えに来てくださったりで、ついにローマに行くことができた。私たちが経験してきたことが活かされて、その後の道も開ける。最適ではないかもしれないが、それもひとつの人生である。
【本日の聖句】『ローマからは、私たちのことを聞いた兄弟たちが、アピイ・フォルムとトレス・タベルネまで、私たちを迎えに来てくれた。パウロは彼らに会って、神に感謝し、勇気づけられた。』
(聖書 新改訳2017 使徒の働き 28:15)
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