2022年6月26日礼拝メッセージ
伝道者の書2:22-26
辻村 潤治 牧師
イエス様の誕生も、再び来られるとの再臨も、伝道者は知らないのです。だから来世への希望も、この書には描かれていない。その結果、この世をいかに生き抜くべきなのか、彼の考えた結論が、神様がおられることを信じ、他人のことを配慮し、その上で神から与えられた労苦の実である、飲むこと食すことを楽しむことは、よいことだと結論づけた野でしょう。悪人ではない伝道者はこのように考えたのではないでしょうか。
私たちも日常の出来事の上に幸せを見いだし、旧・新約聖書66巻を読み、人間の歴史の明るい部分と暗い部分を知り、神の創造された自然の恐ろしさと優しさ、美しさを知って、この全てを創造された主を知り、受け入れ、生きて行くことが良いと伝道者は考えたのではないかと思うのです。
【本日の聖句】
人には、食べたり飲んだりして、自分の労苦に満足を見出すことよりほかに、何も良いことがない。そのようにすることもまた、神の御手によることであると分かった。
(聖書 新改訳2017 伝道者の書2:24)
Comments