top of page

「教会の誕生」

  • junagrace
  • 8月6日
  • 読了時間: 3分

Bible Story

2025年6月8日

・・・ 使徒の働き 2章

暗唱聖句 使徒の働き 2:42

『彼らはいつも、使徒たちの教えを守り、交わりを持ち、パンを裂き、祈りをしていた。』


 今日はペンテコステの日です。その名の本来の意味は「五旬節」で、旧約では「過越の祭り(種なしパンの祭り)」から五十日目の祭りを指します。「七週の祭り」とも言われ、旧約の時代では初夏の収穫祭の時期でもありました。さらに、この日は十字架につけられた主イエス様が三日目に復活なさった日曜から計算して五十日目にあたり、キリスト教会が誕生する特別な出来事が起きました。

 使徒1章では、復活された主イエス様が四十日間弟子たちと共に過ごしてから天にお帰りになったことが記されています。その時、主イエス様は「聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして...わたしの証人となります」と約束してくださいました。弟子たちは祈りながらその日を待っていました。

 (2章)その約束が実現した日が記されています。弟子たちが集まって祈っていると、主イエス様が約束なさったとおりに、聖霊が「炎のような舌が分かれて現れ」るかたちで、弟子たち一人一人に臨み、皆は種々の言語で話し始めました。

 聖霊は、父なる神・子なる神(主イエス様)と同じ、三位一体なるお一人の神であられます。ですからこの時に初めて登場したのではなく、永遠に存在しておられ、旧約聖書の中も聖霊なる神の御働きは多く記載されています。その聖霊が、天に戻られた主イエス様に代わってキリスト教会の導き手として臨み、主イエス様の証人としてキリスト教会を誕生させてくださったのです。この日の出来事の意味からペンテコステを「聖霊降臨日」とも呼びます。

 聖霊が臨まれたことで変えられた弟子たちの姿に、そこに居合わせた人々は驚き、怪しみました。中には「酒に酔ったのか」と思う人々もいました。そうした人々に向かって、弟子たちを代表してペテロが力強く確信をもって語り始めます。その姿は、主イエス様が逮捕された時に逃げ出した弱いペテロではありませんでした。

 ペテロが語ったメッセージは、五十日ほど前に十字架につけられて死んだイエス様が犯罪人ではなく、旧約で予告されていた救い主であり、死後三日目に復活なさり、私たちはその証人であるという内容でした。その死は私たちの罪を背負ったのであり、皆が主イエス様を十字架につけて殺したのだと伝え、悔い改めてイエス様を救い主として信じるように決断を促しました。

 これを聞いた人々の多くは心を刺され、自分の罪を悔い改めて主イエス様を救い主として信じ、バプテスマを受けて、弟子たちの群れに加わりました。こうしてキリスト教会が誕生しました。彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりを持ち、聖餐式のパンを裂き、祈りをしました。その後、今日に至るまで教会は二千年以上の歴史を重ねてきたのです。

ree
ree

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
bottom of page