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「博士たちへの御告げ」

2023年12月31日礼拝メッセージ

マタイの福音書 2:1-23

 山本 進 牧師


1.異教の博士たち

 彼等は、最初ユダヤの王が生まれると思っていたが、エルサレムに来て、それは王ではなく、神の子救い主キリストと理解するようになった。それで、同じ星が現れたとき彼等は信仰的にうれしく思い、幼子を見つけたとき、彼を王ではなく、神の子救い主キリストとして礼拝した。彼等の存在は、幼子がキリストとして敬意を表され、それぞれ意味のある贈り物をされ、祝われたことである。


2.2歳の男の子たちの犠牲

 イエス・キリストの誕生のとき、ラマで2歳以下の男の子が犠牲になった。この痛ましい出来事は神のご計画の一端か。

 これは、エレミヤ31:15の預言の成就ということで、神のご計画の内と言うしかないが、地上で起こったことは人間が原因でもあり、王位を守るヘロデの残虐性が出たと言える。このことに関してエレミヤは慰めを語っている(同16主はこう言われる。「あなたの泣く声、あなたの目の涙を止めよ。あなたの労苦には報いがあるからだ。――主のことば――彼らは敵の地から帰って来る。同17あなたの将来には望みがある。――主のことば――あなたの子らは自分の土地に帰って来る。」)

さらに、同22「背信の娘よ、いつまで迷い歩くのか。主はこの地に一つの新しいことを創造される。女の優しさが一人の勇士を包む。」戦いのあるところに犠牲は避けられない。しかし、22節では、神の女性気質が戦いの勇士ではなく、犠牲を受けつつも、真の、平和の勇士を造ると読み取れる。


【本日の聖句】『それから家に入り、母マリアとともにいる幼子を見、ひれ伏して礼拝した。そして宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。』

(聖書 新改訳2017 マタイの福音書 2:11

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