2024年1月21日礼拝メッセージ
使徒の働き 25:1-27
山本 進 牧師
新総督フェストゥスは、エルサレムでは、ユダヤ人のパウロ告訴を受け入れなかった。そして総督が務めるカイサリアで正式に告訴することを提案した。
そのため、ユダヤ人たちは、カイサリアに来て、パウロを告訴したが、彼等は告訴の理由を証明できなかった。また、フェストゥスはパウロの弁明を否定できなかった。それで、パウロに無罪を判決すればよかったが、ユダヤ人の機嫌を取ろうとして、パウロに「エルサレムで裁判を受けることを望むか」と発言し、仕事に私情を持ち込んでしまった。これが失敗だった。パウロはユダヤ人の最高法院のあり方を知っていたので、それを拒否し、カエサルに上訴した。
パウロの上訴を認めたために余計な仕事、パウロの上訴理由を書かなければならなくなった。フェストゥスはアグリッパ王の表敬訪問の際、彼を利用しようとして、訴える理由を得ようとパウロを王に会わせた。
(警告)私たちもよせば良いのにフェストゥスのように取らなくても良い機嫌を取ろうとすることがある。そのことが誤りであると気づいたときは、すぐさま謝罪し、正規の行動をすべきである。正しいあり方で進めるべきである。
(信仰)また、私たちはパウロのように予定とは違う結果に向かうことがある。そのことも主が導いてくださることと受けとめることができるだろうか。信仰を持って受けとめてほしい。
【本日の聖句】『もし私が悪いことをし、死に値する何かをしたのなら、私は死を免れようとは思いません。しかし、この人たちが訴えていることに何の根拠もないとすれば、だれも私を彼らに引き渡すことはできません。私はカエサルに上訴します。』
(聖書 新改訳2017 使徒の働き 25:11)
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