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「リステラでの伝道」

  • junagrace
  • 10月9日
  • 読了時間: 3分

Bible Story

2025年8月3日

・・・ 使徒の働き 14章

暗唱聖句 使徒の働き 14:15

天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた生ける神に立ち返るように、福音を宣べ伝えているのです。


 パウロとバルナバが次に訪れたのは、多くのユダヤ人が住むイコニオンという町でした。二人がユダヤ人の会堂で話をすると、ユダヤ人もギリシャ人も大勢の人がイエス様を信じました。けれどここにも、信じようとせず邪魔をするユダヤ人たちもいました。パウロたちはそのような反対に負けず、大胆に神様のみことばを語り続けました。

 町の人々は、パウロたちの話を信じるか反対するかで分裂してしまったようです。そして、とうとう反対する人たちが、二人を石打ちにしようと企てを始めました。それを知った二人はイコニオンを脱出しました。リステラやデルベなど、近くの町に避難し、そこでまた福音を伝え続けたのです。

 リステラの町で、パウロとバルナバは足の不自由な人に出会いました。生まれつき足が動かせず、今まで一度も歩いたことがない人でした。神様は、その人がパウロの話を通して「神様は病気を癒やしてくださるお方だ」と信じたので、その信仰に応えて足を癒やしてくださったのです。

 それを見ていた群衆が騒ぎ出しました。「立てなかった人が歩きだした。この人たちは神様だ。神々が人間の姿で私たちのところに来られたんだ」。そしてバルナバをゼウス、パウロをヘルメスというギリシャ神話の神々の名前で呼んで祭り上げ、牛や花輪のささげものを持ってきて二人を拝もうとしたのです。

 パウロとバルナバは衝撃を受けて叫びました。「皆さん、どうしてこんなことをするのですか。私たちもあなたがたと同じ人間です。・・・」そして本当の神様について話し始めました。「人間を神様のように拝んではいけません。神様は天も地も、すべてのものを造られた方、ただおひとりです。そのことをみなさんに知っていただくために私たちは来たのです」。パウロたちの話を聞いて、人々はようやくささげものを持ってくるのをやめました。

 ところが、パウロたちの働きをやめさせようとするユダヤ人たちが、ピシディアのアンティオキアやイコニオンから追いかけてきました。すると、少し前までパウロたちを「神々だ」と騒いでいたリステラの群衆もそそのかされて、一緒になってパウロを石打ちにしてしまったのです。人々は倒れているパウロが死んだと思って、町の外に引きずり出しました。

 倒れているパウロを仲間たちが心配しながら取り囲んでいると、なんとパウロは立ち上がり、町に戻っていきました。そして翌日にはバルナバと共にデルベという町に向かって旅立ちました。二人はデルベでも迫害を恐れることなく福音を宣べ伝え、多くの人々が弟子となったのです。

 二人はデルベから再びリステラ、イコニオン、アンティオキアに引き返しました。ついこの間ひどい目に遭わされた町々ですが、そこには主を信じる人たちが残っています。「迫害に遭ってもしっかり信仰を持ち続けましょう」と弟子たちを励まし、「彼らを守ってください」と祈って分かれました。

 二人は初めにこの伝道旅行へと送り出してくれたアンティオキアの教会に帰ることにしました。そこには旅の間ずっと祈って支えてくれた人々が二人を待っていてくれました。パウロとバルナバは、その旅で神様がしてくださったすばらしいみわざを報告し、皆で共に神様に感謝しました。

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