Bible Story
2025年3月23日
・・・ サムエル記 Ⅰ 18章-20章
暗唱聖句 箴言 17:17
『友はどんなときにも愛するもの。』
ゴリヤテを倒したダビデは、兵士としてサウル王の家来になりました。サウルには、ヨナタンという、神様を信じる心優しい息子がイマシタ。ヨナタンは神様のために勇敢に戦うダビデを心から尊敬し、二人はすぐに仲良くなりました。
人々は、ゴリヤテを討ち取ったダビデを見て歌いました。「サウルは千を討ち、ダビデは万を討った。」ダビデはその後もどこに行っても勝利を治めるのを見て、サウルはサウル王はダビデを恐れました。疑いや嫉妬でサウル王の心は陰り、だんだん心が不安定になっていきました。ダビデはサウル王の心を落ち着かせようと、竪琴を演奏しましたが、サウル王は急にカッとなって、ダビデ絵に槍を投げつけました。ダビデはさっと身をよけて助かりました。
サウル王はダビデを恐れるあｍり、いらいらが収まりません。ついにダビデを殺すと決心し、ヨナタンや家来たちに伝えました。
「父上が、私の親友ダビデをこんなに憎んでるなんて」。ヨナタンはとても驚き悲しみました。すぐにダビデにサウル王の決心を伝え、しばらく隠れていてほしいと伝えました。そして自分はサウル王に一生懸命お願いしました。サウル王はヨナタンの願いを聞いて、「確かにそうだ。主は生きておられる。ダビデを殺すのはやめよう」と言いました。ところが、ダビデがまた戦いに大勝利して帰って来ると、サウル王の心は元通りになり、自分のために竪琴を弾いていたダビデを、再び槍で突き刺そうとしました。この時もダビデは身をかわして、王の前から逃げました。
ダビデはヨナタンのところにこっそり相談に来ました。「私はあなたの父上に追われ、殺されそうになっています。私はまたしばらく隠れていることにします。どうかその間に、王様の本心を探ってください」。ヨナタンは自分の父を信じたかったけれども、ダビデに「あなたのためならどんなことでもします」と告げました。
ダビデが食事の席に来ないのを見て、サウル王は「ダビデはどこだ」と聞きました。ヨナタンがダビデをかばうと、サウル王は息子のヨナタンに怒りを燃やし、「ダビデを連れてこい」と言いました。ヨナタンはきっぱりと「ダビデは何も悪いことをしていません」と答えましたが,サウル王はなんと、ヨナタンにも槍を投げつけたのです。
父のダビデへの憎しみは変わることはないと感じたヨナタンは、ダビデが隠れている野原に向かい、そして子どもに言いました。「走って行って、私が射る矢を見つけておいで。」子どもが走って行くと、ヨナタンは、その子の向こうに予め決めておいた合図の矢を放ちました。子どもがヨナタンの放った矢のところまで行くと、ヨナタンは子どものうしろから叫びましだ。「矢は、おまえより、もっと向こうではないか。」ヨナタンは子どものうしろから、また叫びました。「早く。急げ。立ち止まってはいけない。」その子どもは矢を拾って、主人ヨナタンのところに来ました。
ダビデとヨナタンは駆け寄って、抱き合って激しく泣きながらお別れをしました。「ダビデ、あなたへの友情は変わりません。離れていても、神様が私たちの間にいてくださいます」。ヨナタンは父である王を恐れずにダビデを助け、大切な友の命を救ったのでした。
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