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「ダビデとサウル」

Bible Story

2025年3月30日

・・・ サムエル記 Ⅰ 26章

暗唱聖句 ローマ人への手紙 12:21

『悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。』


 ダビデはサウル王から逃げるため、親友のヨナタンと別れて,荒野を旅するようになりました。

 ある時、サウルに「ダビデと仲間たちがジフの荒野に隠れている」と密告する者がいました。サウルは早速優秀な兵士を三千人も連れて、ダビデを追いました。ダビデはサウルが近くまでやって来たことを知り、偵察を送って、サウルの部隊がどこにテントを張ったか調べさせました。そして家来たちに言いました。「私と一緒に行く者はいないか」。アビシャイという家来がすぐに「私が一緒に参ります」と答えました。

 夜、ダビデとアビシャイは、サウルの陣営にこっそり忍び込みました。静まりかえったテントの中で、サウルはぐっすり眠っていました。その枕元の地面には、王の槍が突き刺してあります。アビシャイはダビデに言いました。「これは神様が与えてくださった、またとないチャンスです。私がサウルをあの槍で一突きします」。もしサウルが死ねば、ダビデはもう命を狙われずにすむのです。

 けれどもダビデは「殺してはならない。主に油注がれた方に手を下して、だれが罰を免れるだろうか。」と言って、裁きは主にお委ねし、サウルの枕元の槍と水差しを持って、テントから出て行きました。主が兵士たちを眠らせてくださったので誰にも気づかれませんでした。

 ダビデは少し離れた山の頂上に立ち、サウルたちのテントに向かって叫びました。「兵士たちよ。何をしている。なぜ、王様をお守りしなかったのだ。王様の枕元にあった槍と水差しはここにあるぞ。」サウルはそれがダビデの声だと気づき,驚いて言いました。「ダビデ、おまえなのか?」ダビデは答えました。「王様、私です。なぜ、私の命を狙われるのですか。私はあなたに対して何も悪いことをしていません。」

 サウルはダビデが自分の槍と水差しを持っていることを知り、すべてを察しました。。「私が間違っていた。わが子ダビデよ、帰って来なさい。もう、おまえに害を加えない。今日、おまえが私のいのちを尊んでくれたのだから。本当に私は愚かなことをして、大変な間違いを犯した。」サウルはダビデに言いました。「わが子ダビデよ、おまえに祝福があるように。おまえは多くのことをするだろうが、それはきっと成功する。」ダビデは自分の道を行き、サウルは自分のところへ帰って行きました。

 ダビデは神様の正しさを信じて委ね、自分でサウルに手を下すことはしませんでした。『悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。』私たちは誰かを赦せないということがあるかもしれません。その時、私たちは、その赦せない気持ちをすべて神様に委ねることができます。神様は、間違いなく正しく人を裁くことができる方だからです。



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