「タラントのたとえ」
- junagrace
- 7月17日
- 読了時間: 3分
Bible Story
2025年5月25日
・・・ マタイの福音書 25:14-30
暗唱聖句 マルコの福音書 25:21
『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。』
与えられたタラントのたとえ。
主人が旅に出かけるに当たり、しもべたちに自分の財産をそれぞれの能力に合わせて、一人には五タラント、一人には二タラント、もう一人には一タラントを預けました。すると五タラントを預かった者はすぐに出かけて商売をし、さらに五タラントをもうけました。二タラント預かった者も同じように、二タラントもうけました。しかし、一タラントを預かった者は地面を掘り、主人のお金をそのまま隠しました。
かなりの月日が流れて、旅から帰ってきた主人が彼らと精算をしました。まず、五タラントを預かったしもべがさらにもうけた五タラントを差し出すと、「よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物をまかせよう。主人の喜びをともに喜んでくれ」と主人は言いました。次に二タラントを預かったしもべも進み出てさらにもうけた二タラントを差し出すと、「よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物をまかせよう。主人の喜びをともに喜んでくれ」と主人は言いました。
一方、一タラントを預かったしもべは、そのまま一タラントを差し出しました。すると主人は言いました。「悪い、怠け者のしもべだ。私が蒔かなかったところから刈り取り、散らさなかったところからかき集めると分かっていたというのか。それなら、おまえは私の金を銀行に預けておくべきだった。そうすれば、私が帰って来たとき、私の物を利息とともに返してもらえたのに。だから、そのタラントを彼から取り上げて、十タラント持っている者に与えよ。だれでも持っている者は与えられてもっと豊かになり、持っていない者は持っている物までも取り上げられるのだ。この役に立たないしもべは外の暗闇に追い出せ。そこで泣いて歯ぎしりするのだ。」
主人は「良い忠実なしもべ」「悪い怠け者のしもべ」ということばをかけました。主人が着目したのは、いくらかせいだかという「結果」ではなく、「忠実さ」です。主人は最初に「それぞれの能力に応じて」タラントを預けており、これなら大丈夫と、しもべたちの財産を運用する力を信じて託していたのです。それぞれの力量に合わせて見極めた分を託したのです。
神の国では、どれだけお金を稼いだか、テストの順位など、成果が求められているのではありません。神様は私たちにしかできないことがあるため、一人一人を信じて多くのタラント(賜物)を託されています。他の人のようにはなれなくても、託されたものを精いっぱい用いるなら、神様はその忠実さを「よくやった」と喜んでくださいます。


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