「ソロモンの栄華と罪」
- junagrace
- 10月10日
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Bible Story
2025年8月24日
・・・ 列王記Ⅰ 10:1~11:13
暗唱聖句 ヨハネの手紙Ⅰ 5:3
『神の命令を守ること、それが、神を愛することです。』
主に祝福されたソロモンの名声とすばらしい知恵について耳にしたシェバの女王は、高価な贈り物をたくさん持ってエルサレムにやってきました。ソロモンに謁見した女王は、心の内にあるすべてを質問しました。ソロモンは、どんな質問にも神の知恵によって答えました。女王はうわさに勝る知恵はもちろん、ソロモンが建てたエルサレム宮殿の装飾やそこで働く人々の態度と服装、礼拝でのささげものを見て、息も止まるほど驚き感動しました。イスラエルを愛してすばらしい王を立て、その王に知恵を与えて民に幸せをもたらす主を、女王はほめたたえたのです。
ソロモンは貿易によって多くの富を得て、さらに栄えていきます。それは神の約束と恵みによるものでした。ソロモンの知恵を聞くために各国から来訪した人々は、高価な品々を献上しました。また、ソロモンの船団により世界中から高価なものが集められました。ソロモンの器や盾、王座は金で造られ、銀には価値がないものとされるほどでした。
ソロモンは各国との外交のために、多くの外国の女性と政略結婚しました。しかし神は「外国人と結婚してはならない」と命じておられました。それは他民族を蔑むのではなく、伴侶が拝む偶像を拝んで主から心が離れてしまいかねないからです。ソロモンは年を取ると、外国人の妻たちの望みを聞いて偶像を「高き所」に置き、自らも偶像を礼拝し、主の前に悪を行うようになりました。主はソロモンに二度も現れ、「ほかの神々に従っていってはならない」と命じておられましたが、ソロモンは妻たちを愛し、偶像から離れず、主と心を一つにして歩みませんでした。神をなおざりにし、恵みを無駄にし、主を愛さないソロモンに神は怒りを発し、彼の罪のためにイスラエルは次の時代に二つに分裂すると宣告なさったのです。
「神と心が一つとなる」とは、神を愛し、みことばを守り、神に従うことです。罪に気づくたびに悔い改め、何度でも主のもとに戻ってくることです。父ダビデは罪を犯しても、悔い改めて立ち返りましたが、ソロモンは主に従い通すことをやめてしまいました。私たちは神と心が一つになっているでしょうか。他のことに心が奪われて神のことを後回しにしたり、なおざりにしたりしていないでしょうか。それに気がついたら、悔い改めて神のところに戻り、神を愛し、みことばを守り、恵みの中で生きていきましょう。






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