2023年12月3日礼拝メッセージ
ルカの福音書 1:5-25、57-80 山本 進 牧師
イエス・キリストの誕生は、祭司ザカリヤの願いの成就としてのヨハンの誕生から始まる。幼子にはまた預言の成就として、救い主への道を整えるエリヤの役目が与えられる(マラキ4:5-6)。これは、神が強行した誕生でもある。ザカリヤは御告げを信仰をもって受け入れられない。彼の口がきけなくなるというしるしを伴って御使いが強行する。エリサベツが身ごもった。「主が私の恥を取り除いてくださった。」と感謝する。子が産めない女性は辛い思いをしていた。これは主の御心でない(イザヤ54:1)。エリサベツが出産し、皆が喜んだ。ザカリヤは口が開け、皆は神をほめたたえた。
ザカリヤの賛歌
前半と後半で流れが違う。
前半:敵からの救い。敵を攻撃しイスラエルを救う主。救いの角。この場合、角は武器、攻撃のしるしとなる。相手は敵、憎む者。旧約の救いは相手に勝っての救い。主の救いの動機はアブラハムへの誓い。誓いを果たす。主は覚えておられる。(創世記22:16-18)
後半:罪の赦しの救い。それは暗闇と死の陰からの救い。戦いではなく平和である。主の動機はあわれみ。あわれみによる救い。幼子ヨハネの働きは、神の民に救いの知識を与えること。「罪からの救いの道がある。救い主が私たちの身代わりとなって罪の赦しのためのいけにあえおなってくださる」と。
【本日の聖句】『御使いは彼に言った。「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけ なさい。』
(聖書 新改訳2017 ルカの福音書 1:13)
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