「サウロの回心」
- junagrace
- 9月24日
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Bible Story
2025年7月13日
・・・ 使徒の働き 9:1~22
暗唱聖句 コリント人への手紙Ⅱ 5:17
『だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。』
サウロはイエス様を信じる人たちの集まりである教会を荒らし、迫害していました。サウロも熱心仁神様を信じていたので、神様が遣わすと約束してくださっていた救い主を待ち望んでいました。けれども、十字架にかけられて死んでしまったイエス様という人がその救い主だとは信じられなかったのです。それで、イエス様を信じる人たちを捕まえて、教会をなくしてしまうことが神様のためだと信じていたのでした。
サウロはイエス様を信じる人たちをもっと大勢捕まえようと、ダマスコという大きな町へ行く道を進んでいました。すると突然、天からまぶしい光がさっとサウロを照らし、サウロは道の上で倒れてしまいました。なんとイエス様が天から直接サウロをお呼びになったのです。十字架にかかったはずのイエス様が、自分に話しかけてきたのです。
サウロは何とか立ち上がりましたが、目が見えなくなっていて、一緒にいた人たちに手を引いてもらってダマスコの町に着きました。三日間も目が見えず、食べたり飲んだりもせずに、ある人の家でずっとお祈りをして過ごしました。
ダマスコには、アナニアという名前のイエス様の弟子がいました。イエス様は今度はアナニアに「サウロのところに行って、目が見えるように祈ってあげなさい」と語りかけられました。アナニアはサウロが今までしてきたことを聞いて知っていましたから、驚いてイエス様に「でもイエス様、あの人はあなたを信じる人を捕まえるために来たのですよ」と言いました。イエス様はアナニアに、「サウロはわたしが救い主であることを外国人に伝えるために、わたしが選んだ人なのです」とお答えになりました。
そこで、アナニアはすぐにイエス様のおことばに従いました。すると、サウロの目を塞いでいたうろこのような物が落ちて、また目が見えるようになりました。サウロはすぐにバプテスマを受け、食事をして元気になりました。
元気になったサウロは、ユダヤ人が神様に礼拝をささげる会堂へ行って「イエス様こそ神の子です」と皆に伝え始めました。それを聞いた人たちはとても驚いて、「今までイエス様を信じる人たちを捕まえていたあのサウロが、今度はイエス様こそ救い主だと伝え始めている」と言い合いました。
サウロはそれまでとは正反対の、イエス様を信じて従う人にすっかり変えられました。イエス様はサウロがご自分を信じ、人々に伝える人になるように、ご自分から声をかけてくださったのです。イエス様は私たちにも、そして私たちがイエス様のことを伝えたいと思っている、まだイエス様を知らない人たちにも出会ってくださり、イエス様を信じる新しい人に造り変えてくださいます。




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