2023年9月10日礼拝メッセージ
使徒の働き 19:1-20 山本 進 牧師
聖霊を受けること 聖霊は旧約聖書に出て来ませんので、ユダヤ人にはこの聖霊信仰はありません。ただ旧約聖書には、Ⅰサムエルに「主の霊、神の霊」がイスラエルの最初の王サウルに臨むことで、書かれています。その「神の霊」は良い働きと悪い働きをします。良い働きではサウルに預言をさせ、新しい人にし(Ⅰサムエル10:6など)、悪い働きとしてはサウルに精神の病のような、気を狂わせるのです(同16:14,15など)。このように「神の霊」には良し悪しの両面がありますが、良い面の「神の霊」を受け継ぐものとして新約聖書ではイエス様とともに「聖霊」が登場されたと言えます.イエス様は聖霊を私たちの信仰の助け主として紹介しています。
良い「神の霊」はサウルを新しい人にしました。イスラエルの王として立てられるためで、古い人のままではなく、神に従う信仰を持つ人でした。
私たちはイエス様を信じて聖霊を受けたとき、聖書時代のように外国語を話すことや預言をしませんが、新しい人、すなわち聖書を学び、神に従う信仰を持つように、聖霊に導かれるのです。
【本日の聖句】 『こうして、主のことばは力強く広まり、勢いを得ていった。』 (聖書 新改訳2017 使徒の働き 19:20)
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