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「あわれみの器として」

2024年11月10日礼拝メッセージ

ローマ人への手紙 9:19-33

 山本 進 牧師


 すべてが原理原則で行くなら、罪人に救いはない。すべてが律法を守ることで行くなら、人には滅びしかない。神はこのことを知っておられる。

 原理原則を持って、なおかつ滅びの者を救うにはどうしたらよいだろうか。神の選択はあわれみであり、神はあわれみのお方として人と接しられた。

 神は御怒りを示して人を滅ぼされてもよかったが、そうされなかった。滅ぼされるはずの怒りの器、人間を豊かな寛容を持って耐え忍ばれ、あわれみの器、あわれみを受ける器とされた。

 神は救いのための原理原則を示された。今まで退けられて来た民をも救うことにされた。「わたしの民でない者をわたしの民と死、愛されない者を愛される者」とされた。同時に今までの救いの方法を改められ、残りの者が救われるとした。残される者とは誰か。新たな救いはイエス・キリストを信じることであり、信じた人が残された者である。肉のイスラエルではなく、霊のイスラエルは残りの者、残された者、それはイエス・キリストを信じた者である。

 また、神の義を得るには信仰による。人が神の義を追い求めても得られない。それゆえ、イエス・キリストに信頼する者は失望させられることがない。


【本日の聖句】『このあわれみの器として、神は私たちを、ユダヤ人の中からだけでなく、異邦人の中からも召してくださったのです。

(聖書 新改訳2017 ローマ人への手紙 9:24

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