2024年9月15日礼拝メッセージ
ローマ人への手紙 7:14-25
山本 進 牧師
パウロは「内なる人」と「外なる人」、「霊的心」と「肉」という人間の二重性を見いだした。パウロは「内なる人」、「本質の自分」の救いを願っていた。ユダヤ教律法主義では救われなかった。救われて確信が持てなかった。「v15自分がしたいと願うことはせず、むしろ自分が憎んでいることを行っている。 v19私は、したいと願う善を行わないで、したくない悪を行っています。」
それがイエス・キリストの十字架の救いで「本質の自分」が救われる確信が持てた。肉体は滅びる。それを支配している罪や律法から解放されるからそこに執着しても意味がない。イエス・キリストを信じる信仰、神ご自身が救ってくださる救いに確信が持てた。内心をそのまま外に表すことができる生き方でいい。内心みじめだったパウロの心は晴れ晴れとした(v24、25)。もうユダヤ教に戻ることはない。しかしながら現実は、「v25心では神の律法に仕え、肉では罪の律法に使えている」というアダム以来の「外なる人」に住み着いた悪によって戦いが生じるが、戦いつつ信仰生活を送ればよいことを知解している。
【本日の聖句】『私たちの主イエス・キリストを通して、神に感謝します。こうして、この私は、心では神の律法に仕え、肉では罪の律法に仕えているのです。』
(聖書 新改訳2017 ローマ人への手紙 7:25)
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