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「王妃になったエステル」

Bible Story

2023年1月22日

・・・エステル記1-4章


暗唱聖句 エステル記4:14

『あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、このような時のためかもしれない。』


 捕囚の時代のペルシアにユダヤ人のエステルという女性がいました。エステルは両親が亡くなってから、王の城で働くモルデカイという親戚の養女になりました。

エステルは容姿が美しかったため、自分から望んだことではありませんでしたが、ペルシア王クセルクセスの王妃候補になりました。

 クセルクセス王の側近には、王が自ら大臣として選んだアガグ人のハマンがいました。王は家来たちに、ハマンにひれ伏すように命令をしていたので、誰もがハマンの前にひざまずきました。しかし、ハマンはその命令に一切従おうとしませんでした。ハマンは憤り、モレデカイだけでなく、同じ民族のユダヤ人全員を虐殺しようと企てました。

 ハマンの企てはモルデカイの耳にも入りました。モルデカイはエステルに手紙を送り、王に取り入ってユダヤ人を助けてほしいと依頼しました。しかし、王に呼ばれてもいないのに王に会いに行くことは法令違反でもあり死罪になる可能性すらあります。そんなエステルにモルデカイは、「あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、このような時のためかもしれない。」と手紙を送りました。

 エステルは、自分が王妃になったのはユダヤ人を救うためだと自覚し王に会いに行く決断をしました。

 エステルはモルデカイに手紙を送り、ユダヤ人たちに三日三晩の断食をするよう依頼し、自分も同じようにしました。こうしてエステルは、神から与えられた使命を受け取り、祈りながら実行の時に備えました。




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