2021年6月20日礼拝メッセージ
創世記40:1-23
山本 進 牧師
「夢を解き明かす」ことで、ヨセフは将来ファラオに会う道が開けるのである。主は、神からの賜物を人に与え、その人にご自身のご計画の働きをさせる。それを人からは天命とか、使命とか言う。ヨセフの使命は飢饉から家族を救うことである。それを本人が自覚しているかどうか分からない。しかし、それは救い主イエス・キリストに繋がることであった。
主の、人の用い方には、不幸を用いてその人の環境や在り方を変えていき、必要な場面を作っていくというやり方もある。ヨセフは与えられた場面で任せられた仕事に成功した。それは、一介の羊飼いの息子が王に会い、王から求められた仕事をするに至る大きな物語であった。もちろん、私たちの身近の小さな個人的な成功であっても、そこにも主はおられる。私たちもすべてが自分の用意したもの、こと、場面でなかったら、主の導きであると思ってよい。
教会を建て上げるための私たちのできる、神から与えられた賜物は何か。普段行っていることの中に賜物はある。
【本日の聖句】
二人は答えた。「私たちは夢を見たがそれを解き明かす人がいない。」ヨセフは言った。「解き明かしは、神のなさることではありませんか。さあ、私に話してください。」
(聖書 新改訳2017 創世記40:8)
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