2020年11月15日礼拝メッセージ
創世記18:1-15
山本 進 牧師
主が言われたことは成就する。しかし、アブラハムとサラは自分たちが高齢者なので主のことばは考えられなかった。肯定できなかった。否定した。
どうしたら受け入れられるか。三つ目の領域はないか。ある。それは、肯定と否定の間にある二重否定。否定をもう一度否定する。サラが男の子を産むとはとても言えない。しかし、サラが男の子を産めないことはない、というのはどうだろうか。サラが男の子を産めないことはない、主が働いてくださったら、と続くことができないだろうか。「考えられないことはない」という二重否定に主を感じ、私たちを失敗や地獄や最悪、そんなことありえないとの考えから立ち上がらせる。
サラは恐ろしかった。しかし、主のことばを受け入れる方向に導かれた。私が子を産めないことはない、主が働いてくだされば。この信仰でサラは三人の旅人を穏やかに送り出すことができたのではないか。後は主の祝福を待つだけである。
神にとって不可能なことは何もありません(ルカ1:37)。マリアを説得する御使いも用いるこの二重否定は私たちを生かす信仰に導く。
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