2025年1月26日礼拝メッセージ
ヨハネの手紙Ⅰ 3:11-19
辻村 潤治 牧師
初期のキリスト教は、ユダヤ教の中の一派と見られていました。ペテロやパウロは強いてあるいは、促されて異邦人である人々に宣教していきました。ヨハネは長く生きた結果、当然のように異邦人との接触が多くなり、同じような道をたどっていきます。ルカは初めから異邦人ですが、彼の書物にはその時代の皇帝や総督の名前が多く入っています。その結果、聖書の年代が明らかになっているのです。ルカは歴史家として聖書を正確に書くことを、考えたのではと私は思うのです。
ヨハネ・ペテロ・パウロの時代から現在のキリスト教、すなわち教会中心の宣教・スタイルが始まったのではないかと考えました。その結果が「互いに愛し合う」このことが、「神の愛を知ることの大切な部分となり」、具体的には互いに熱心に愛し合うことは、人の罪を覆い、カバーし、人に自由を得させ、神の律法の要求を満たすことになる。そのために互いに相手を優れた者と尊敬しなさいと言います。そのためには、互いに愛をもって耐え忍び、争わず、平和を保つことが必要であると、彼らは言ったのです。
【本日の聖句】
『キリストは私たちのために、ご自分のいのちを捨ててくださいました。それによって私たちに愛が分かったのです。ですから、私たちも兄弟のために、いのちを捨てるべきです。』
(聖書 新改訳2017 ヨハネの手紙Ⅰ 3:16)
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