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「二つの貧しさ」

2021年2月28日礼拝メッセージ

マタイ5:1-3、ルカ6:19-20

辻村 潤治 牧師


 心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。(マタイ5:3)

ルカは、この世の富や、喜びや、豊かさは、神の目から見れば瞬きするように、つかの間、貴方のいのちが取り去られ、天の御国に入る時、その後の長さは永遠ですと言いたいようです。富や、豊かさ、つかの間の喜びが、天の御国に入るカギを持つイエス様を見過ごしてしまう原因となると言うのです。貴方は貧しさを誇りとしなさい。


 マタイは、自分の心が貧しいことを知ったことを喜びなさい、「人の喜びを、自分の喜びとすることが出来ない貧しい心を」。「自分が自分がと先に出る、自我の心を」と。


 私は二つの福音書の違いから、二つの結論を出しました。貧しい人は天の御国に入る可能性が高い、心の貧しさを知った人はさらに可能性が高いと。


 しかし人は、そのどちらも嫌うのです。私たちは自分の心が貧しいことを覚え、どんな時にも神に聞く、み言葉に聞く、聖書に聞くことから離れない者は、天の御国の只中にいるのです。


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