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「主のことを語り伝える」

更新日:2021年11月15日

2021年11月14日礼拝メッセージ

出エジプト記10:1-29

山本 進 牧師


 今まで、主が不思議、しるしを行うのはファラオが「主を知る」ためでした。(9:14)しかし、10:2では、それがイスラエルの民が「わたしが主であることを知る」ためだと、新しく追加されました。出エジプト記は、信じる前に、主のなされたことを体験し知ることを何度も繰り返して伝えているのです。聖書は人に最初から信仰を求めていません。


 それでは信仰はどのようにして生じるのでしょうか。それは、あらかじめ預言された不思議なことが本当に起こることで信仰が与えられていくのです。信仰は人が信じて行くのではなく、主なる神から与えられるもので、主を知ることが信仰に先立つのです。


 そして、信仰が自分だけに留まるのではなく、息子や娘、孫に語り伝えることによって、代々信仰が与え続けられていくことを主は求めています。それで、現代の私たちもすることとして、信仰は神から与えられるものであるから、身近な人にイエス・キリストのこと、十字架の救い、聖書の話を語っていくことが教えられるのです。私たちが語る相手の方に信仰を求めるのではなく、主ご自身がその人に素朴な信仰を与え、その信仰を成長させてくださるのです。


【本日の聖句】

 また、わたしがエジプトに対して力を働かせたあのこと、わたしが彼らの中で行ったしるしを、あなたが息子や孫に語って聞かせるためである。こうしてあなたがたは、わたしが主であることを知る。

(聖書 新改訳2017 出エジプト記10:2)

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