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「マリアへの御告げ」

更新日:2023年12月10日

Bible Story

2023年12月10日

・・・ルカの福音書 1:26-38

暗唱聖句 ルカの福音書 1:37

『神にとって不可能なことは何もありません。』


 エリサベツが身ごもってから六か月目に、御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来ました。この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリアといいました。御使いは入って来ると、マリアに言いました。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」しかし、マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込みました。すると、御使いは彼女に言いました。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。」マリアは御使いに言いました。「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」御使いは彼女に答えました。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。神にとって不可能なことは何もありません。」マリアは言いました。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行きました。


 マリアは御使いのことばのすべてを理解できたわけではありませんでした。まだ結婚していないのに赤ちゃんを授かったら、婚約者のヨセフや周りの人にどう思われるかと言う不安もあったことでしょう。しかし「神様にできないことは何もない」と信じたマリアは、「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」と神様に従う決意を伝えたのです。


 私たちは、神様の前にへりくだることが大切です。事をなさるのは神様であり、奇跡を起こすかどうかは、神様がお決めになることです。そして、神様の御心であるなら、それは必ず実現するのです。



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