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「ベテスダの池で」

Bible Story

2023年10月29日

・・・ヨハネの福音書 5:1-16

暗唱聖句 ヨハネの福音書 14:1

『神を信じ、またわたしを信じなさい。』


 ユダヤ人の祭りがあって、イエス様はエルサレムに上られました。エルサレムには、羊の門の近くに、ヘブル語でベテスダと呼ばれる池があり、五つの回廊がついていました。その中には、病人、目の見えない人、足の不自由な人、からだに麻痺のある人たちが大勢、横になっていました。そこに、三十八年も病気にかかっている人がいました。イエス様は彼が横になっているのを見て、すでに長い間そうしていることを知ると、彼に言われました。「良くなりたいか。」病人は答えました。「主よ。水がかき回されたとき、池の中に入れてくれる人がいません。行きかけると、ほかの人が先に下りて行きます。」イエス様は彼に言われました。「起きて床を取り上げ、歩きなさい。」すると、すぐにその人は治って、床を取り上げて歩き出しました。ところが、その日は安息日でした。そこでユダヤ人たちは、その癒やされた人に、「今日は安息日だ。床を取り上げることは許されていない」と言いました。しかし、その人は彼らに答えました。「私を治してくださった方が、『床を取り上げて歩け』と私に言われたのです。」彼らは尋ねた。「『 取り上げて歩け』とあなたに言った人はだれなのか。」しかし、癒やされた人は、それがだれであるかを知らなかったのです。群衆がそこにいる間に、イエス様は立ち去られたからです。後になって、イエス様は宮の中で彼を見つけて言われました。「見なさい。あなたは良くなった。もう罪を犯してはなりません。そうでないと、もっと悪いことがあなたに起こるかもしれない。」その人は行って、ユダヤ人たちに、自分を治してくれたのはイエス様だと伝えました。そのためユダヤ人たちは、イエス様を迫害し始めました。イエス様が、安息日にこのようなことをしておられたからです。


 長年願い、祈り続けていることがちっともかなわないと私たちは諦めたくなります。その諦めは、私たちの神様への信仰を抹殺してしまうことがあるかもしれません。三十八年間も病気で横になっていた人は、まさに諦めのどん底にいましたが、イエス様のことばで立ち上がることができたのです。


画像:アトリエ Trinity

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