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「ファラオと向き合う」

2021年10月10日礼拝メッセージ

出エジプト記5:1-23

山本 進 牧師


 モーセとアロンは信仰による行動で身近の人々と人間関係が悪くなりました。こういうとき、どうしていけばよいのでしょうか。モーセは民に言い返さず、帰って来て主に祈りました。モーセは主の筋書きは聞かされて知っていましたが、民に過酷な労役が降りかかるとは思っていなかったようです。ファラオの反発だけかと思っていました。しかし、そのファラオの反発は宮殿の外で民を苦しめていました。


 v22、23「主よ、なぜ、あなたはこの民をひどい目にあわせるのですか。」人間は一度に両方の立場に立てません。それで、モーセは民の立場で主に祈っています。というか、主に怒っています。これをどう受けとめたらよいでしょうか。


 信仰によって始まった出来事は主に解決をしていただくという信仰の立場に立って受けとめることでしょう。モーセの祈りは人間としては正解です。民に言い訳をせず、主に怒り気味ながら祈ったのです。最終的に主はイスラエルの民を救うと言われる。しかし、今は民に過酷な労役がもたらされている。このようなギリギリのとき、私たちには、なお主にお委ねする信仰が与えられています。信仰から出ても、板挟みになって、どうしようもない状態になることがあります。そのときは、主にお委ねする信仰に導かれましょう。



【本日の聖句】

 彼らは二人に言った。「主があなたがたを見て、さばかれますように。あなたがたは、ファラオとその家臣たちの目に私たちを嫌わせ、私たちを殺すために、彼らの手に剣を渡してしまったのです。

(聖書 新改訳2017 出エジプト記5:21)

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