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「とこしえの祭司が救う」

  • junagrace
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

2025年11月16日礼拝メッセージ

ヘブル人への手紙 7:1-19

 山本 進 牧師


 ヘブル人への手紙はかなり大胆です。第一に、三位一体の神を説明するために御子を証ししました。第二に、約束の地に導いたヨシュアの安息は最終ではなく、まだ残っていると語りました。そして、第三に、本日の箇所では祭司職が変われば律法が変わることを語っています。

祭司職は、モーセの兄アロンを大祭司として始まり、レビの氏族が祭司職を受け継ぎました。それに対して、イエス・キリストはメルキゼデクに倣う祭司であると、違う祭司職であるというのです。

そして、さらに大胆なのは、祭司が変わると律法が変わると言います。モーセの十戒を初めとする律法はレビ系の祭司職に基づく律法ですが、それは肉についての戒めの律法といい、それに対して、新しい律法は、朽ちることのない、いのちの力によって立てられた祭司によって与えられ、もっとすぐれた希望のある律法というのです。

聖書には、三人の普通ではない取られ方をした人が記されています。神が取られたエノク(創世記5:24)、竜巻に乗って天に上っていったエリヤ(Ⅱ列王2:11)、そして、死の記述がないメルキゼデクです(創世記14:18~20しか記述がない)。そのメルキゼデクはとこしえの祭司と証しされてきて、著者はその例にならったイエス・キリストが私たちに救いを与えると告げるのです。


【本日の聖句】『──律法は何も全うしなかったのです──もう一方では、もっとすぐれた希望が導き入れられました。これによって私たちは神に近づくのです。

(聖書 新改訳2017 ヘブル人への手紙 7:19

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