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「だまして、だまされて」

2021年3月7日礼拝メッセージ

創世記29:9-30

山本 進 牧師


1.神のみこころを求める二つの聖書の読み方について

 一つは初めて聖書を読むときです。人間の立場です。二つ目は二回目以降の聖書の読みです。神の立場です。


2.人は自分がやったことには甘いが、やられたことには厳しく反応する。

 ヤコブは、父と兄をだまして、長子の権利と神からの祝福という信仰の継承を自分のものにしました。しかし、主はだましたことの刈り取りをだまされることで刈り取ったのです。人は自分がだましているときは、ばれないか心配だし、だまされたときは怒りが湧いてきて、どちらにしても心に悪い影響があります。


3.信者の「だましだまされ」をどう受けとめるか。

 神はご計画の推進には、地上の人々のすることをすべて取り入れて行います。その方法がみこころではないときは、その人に対しては刈り取りをさせるという正当な取り扱いをします。


4.ところで、ヤコブにレアが与えられたのは、ラバンのだましだけだったでしょうか。

 このあと、レアはヤコブのひとりの妻として長く生涯を送ります。ヤコブの信仰の継承はレアの子ユダがその信仰の継承をし、ユダ族から信仰者ダビデが生まれ、その家系は、人間的には、救い主イエス・キリストがユダ族の子孫として生まれたのです。神はレアを用い、ヤコブの子孫を空の星のようにし、レアを祝福されたのです。

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