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「赦された家来のたとえ」

Bible Story

2024年4月14日

・・・マタイの福音書 18:21-35

暗唱聖句 エペソ人への手紙 4:32

『互いに親切にし、優しい心で赦し合いなさい。神も、キリストにおいてあなたがたを赦してくださったのです。』


 ある時、弟子のペテロがイエス様に「主よ。兄弟が私に対して罪を犯した場合、何回赦すべきでしょうか。七回まででしょうか。」と尋ねました。イエス様は「七の七十倍赦しなさい」とお答えになりました。四百九十回という意味ではなく、何度でも限りなく赦しなさいということです。


 それからイエス様は「赦す」ことについて教えるために、一つのたとえ話をなさいました。


天の御国は王である一人の人にたとえることができます。

 ある王が、家来の莫大な借金を清算しようと考えました。王は当初、金銭の貸し借りの原則に沿って厳しく取り立てようとしますしかしそれは、一万タラントという想像を絶する巨額な借金で、返済できる者などいません。王は「すべてお返しします」と絶対不可能なことを口にする家来をかわいそうに思って、借金を免除してあげました。

 ところが、その家来はそのあと町で仲間に出会い、彼に貸していたわずかな借金を取り立てようとします。もう少し待ってもらいたいと頼む仲間を赦さず、牢に放り込むのでした。それを知った他の仲間たちは心を痛めて、王に報告しました。その家来を牢に入れるのでした。


 大切なことは、神に自分の巨大な罪を赦された者は、互いの間の罪や過ちを赦し合い、和解を生み出す生き方を心がけることです。私たちは、人を赦すから神に赦されるのではなく、神に赦されたから人を赦すのです。


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