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「葦の海を渡る」

Bible Story

2024年9月1日

・・・ 出エジプト記 13:17-14:31

暗唱聖句 出エジプト記 14:13

『恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。』


 イスラエルの民は、モーセを先頭に大移動を始めました。

神様は、昼は雲の柱、夜は火の柱をお立てになり、イスラエルの民の前を進ませ導いて下さいました。

 神様は近道でもペリシテ人の地への道には導かれませんでした。民が戦いを見て心変わりしエジプトへ引き返すと行けないと考えられたからです。神様は、イスラエルの民を葦の海に向かう荒野の道に回らせたのです。


 イスラエルの民を葦の海に向かわせ神様は、海辺に宿営するようにお命じになりました。

一方エジプトの王ファラオは、イスラエルの民が本当にエジプトから出ていったと知ると、考えを変えました。そして戦車六百台の軍隊を引き連れてイスラエルの民を追い、あっという間にすぐそばまで迫りました。気がついたイスラエルの民は恐れて神様に叫びました。そしてモーセに文句を言いました。「我々をこんな所で死なせるつもりか。エジプトで苦労していた方がましだった。」モーセはそんな民に言いました。「恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。あなたがたは、今日見ているエジプト人をもはや永久に見ることはない。主があなたがたのために戦われるのだ。あなたがたは、ただ黙っていなさい。」


 神様はモーセにおっしゃいました。「イスラエルの民に前進するように言いなさい。あなたは、あなたの杖を持って、その手を海の上に伸ばし、海を分けなさい。」その時、あの雲の柱がイスラエルの民とエジプト軍の間に割り込んで、エジプト人には前が見えなくなりました。モーセが命じられた通りに、杖を持って手を海に向けて伸ばすと、強い東風が吹いて海を押し返し、海の真ん中に道が出来たのです。イスラエルの民は、水が湧かれて出来た乾いた地を進んで行きました。風は一晩中吹き続け、水が壁のように立ち上がって、皆がすっかり渡りきるまで道を作ってくれました。

 エジプト軍も後を追って海の中の道に入ってきました。神様は戦車の車輪を外し、エジプト軍を混乱させました。「イスラエルの前から逃げよう。主が彼らのためにエジプトと戦っておられるのだ。」エジプト人がそう気づいた時、神様はモーセにおっしゃいました。「あなたの手の杖を海に向けて伸ばし、エジプト人の上に水が戻るようにせよ。」モーセがその通りにすると、夜明けに海が元通りになり、エジプト軍はすっかり海に飲み込まれてしまいました。誰一人生き残る者はいなかったのです。


 こうして、すべてのイスラエルの民はエジプト軍から守られました。神様の御力を目の当たりにした人々は、神様を心から恐れ、信頼するようになりました。


 私たちも絶体絶命の大ピンチの状況を前にすることがあるでしょうか。その時に大切なことは、主に信頼すること、主の御前に静まること、主のなさるみわざを待つことです。


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