Bible Story
2024年7月28日
・・・ マタイの福音書 14:22-33
暗唱聖句 ヘブル人への手紙 12:2
『信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。』
五つのパンと二匹の魚で何千人もの群衆が満足するという奇跡の後、すぐにイエス様は弟子たちを舟でガリラヤ湖の向こう岸に向かわせ、その間に、群衆を解散させました。そして、御自身は、祈るために一人で山に登られました。
舟はすでに陸から何スタディオンも離れていて、向かい風だったので波に悩まされていました。夜明けが近づいたころ、イエス様は湖の上を歩いて弟子たちのところに来られました。イエス様が湖の上を歩いておられるのを見た弟子たちは「あれは幽霊だ」と言っておびえ、恐ろしさのあまり叫びました。イエス様はすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われました。するとペテロが答えて、「主よ。あなたでしたら、私に命じて、水の上を歩いてあなたのところに行かせてください」と言いました。イエス様は「 来なさい」と言われました。そこでペテロは舟から出て、水の上を歩いてイエス様の方に行きました。ところが強風を見て怖くなり、沈みかけたので、「主よ、助けてください」と叫びました。イエス様はすぐに手を伸ばし、彼をつかんで言われました。「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか。」そして二人が舟に乗り込むと、風はやんだのです。舟の中にいた弟子たちは「まことに、あなたは神の子です」と言って、イエス様を礼拝しました。
ペテロはイエス様に「来なさい」と招かれて水の上を歩きだしたのに、イエス様から目を離したとたん沈みそうになりました。私たちの毎日にも、沈んでしまいそうな問題が立ちふさがることがあります。そんなとき、イエス様から目を離すと前に進めなくなってしまうでしょう。しかし、イエス様をしっかり見つめ、たとえ沈みそうになっても、「助けてください」とイエス様を呼べば、イエス様は手を伸ばして助けてくださいます。
イエス様から目を離さず、イエス様を信頼して歩んでいきましょう。
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