Bible Story
2024年10月6日
・・・ ヨシュア記1章､3章
暗唱聖句 ヨシュア記 1:9
『強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたが行くところどこででも、あなたの神、主があなたとともにいるのだから。』
モーセのお供をしていた、ヨシュアという人がいました。若いときからずっとモーセの働きを助け、モーセの信仰や神様に従う姿勢を間近で見てきた、神様を信頼する人でした。四十年前の偵察隊のメンバーでもあり、もう一人のメンバーのカレブと二人で「神様を信じて進むべきだ」と主張した人でした。神様はモーセの次のリーダーとしてこのヨシュアを選びました。
神様はヨシュアに語りかけられました。「さあ、今､ヨルダン川を渡り、カナンに行きなさい。その土地はあなたがたのものとなる。」簡単なことではない､何十万人ものイスラエルの民を導き、カナンの地を勝ち取っていくことになります。
神様はそんなヨシュアを繰り返し励ましてくださいました。「強くあれ、雄々しくあれ」「わたしはモーセと共にいたように、あなたと共にいる。決してあなたを見放さず、見捨てない。」そして、どんなときにも、神様が与えた律法に従いその教えを口ずさみ､守り、行うようにお命じになりました。「そうすればあなたは繁栄する」と力強く約束してくださいました。
そこでヨシュアは皆に言いました。「さあ、いよいよヨルダン川を渡り､神様がくださる約束の地、カナンに進みます。みんな準備をしなさい。」ヨシュアに応答する大勢の声が上がりました。「私たちはモーセに従ったように、あなたに従います。あなたはどうか強く雄々しくあってください。」
イスラエルの民はヨルダン川の近くに来ました。どの川岸にも水があふれていました。
ヨシュアは神様の命令をそのまま民に伝えました。「まず祭司たちが、契約の箱を担いでヨルダン川に入りなさい。」契約の箱とは、神様の命令によって作られた特別な箱で「十戒」が刻まれた石の板が入っています。命令に従って祭司たちが皮に足を踏み入れると、たちまち水がせき止められ、みるみる川底が現れました。神様が川の流れを止められたのです。
主の契約の箱を担ぐ祭司たちは、ヨルダン川の真ん中の乾いたところにしっかりと立ち止まりました。イスラエル全体は乾いたところを渡り、ついに民全員がヨルダン川を渡り終えました。
イスラエルの民は、神様がモーセと共にいてくださったように、ヨシュアと共にいて自分たちを確かに導いてくださることを知っただけではなく、神様の力強いみわざを体験させられたのでした。
主に信頼して一歩を踏み出すとき、主は私たちの心の中で波立つ不安、恐れ､心配、焦り、疑いをせき止め、目の前に全く新しい道を備えてくださいます。日々、主に信頼して一歩一歩、歩んでいきましょう。
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