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「天からのマナ」

Bible Story

2024年9月8日

・・・ 出エジプト記 16章

暗唱聖句 マタイの福音書 6:11

『私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。』


 エジプトを出発したイスラエルの民はひたすら歩き続け、シンの荒野と呼ばれるところにやって来ました。この時イスラエルの民はモーセとアロンに対して不平を言いました。「エジプトの地で、肉鍋のそばに座り、パンを満ち足りるまで食べていたときに、われわれは主の手にかかって死んでいたらよかったのだ。事実、あなたがたは、われわれをこの荒野に連れ出し、この集団全体を飢え死にさせようとしている。」

 その様子をご覧になっていた神様はモーセにおっしゃいました。「見よ、わたしはあなたがたのために天からパンを降らせる。民は外に出て行って、毎日、その日の分を集めなければならない。これは、彼らがわたしのおしえに従って歩むかどうかを試みるためである。六日目に彼らが持ち帰って調えるものは、日ごとに集める分の二倍である。」

 モーセは人々を集めて告げました。「神様があなた方の不平をお聞きになりました。エジプトからあなたがたを導き出し、ここまでお守りくださったのは、私ではなく神様ご自身であることを忘れてはなりません。」神様は、毎日必要な食べ物を与えて下さいました。

 その日の夕方、たくさんのうずらが飛んで来ました。また朝になると、宿営の周り一面に露が降りました。その露が消えると、荒野の面には薄く細かいもの、地に降りた霜のような細かいものがありました。モーセが言いました。「これは、神様があなたがたにくださったパンです。自分が食べる分に応じて、天幕にいる人数に応じて集めなさい。」人々は自分が食べる分に応じて集めました。モーセは、「だれもそれを朝まで残しておいてはならない。ただ六日目は、休みの日である七日目の分として、二倍の量を集めなさい。」と言いました。ところが、ある者は朝までその一部を残しておきました。するとそれに虫がわき臭くなったのです。

 神様は、毎日このパンを降らせ、民を養い続けてくださいました。人々はこのパンを「マナ」と名づけました。40年後、イスラエルの民が約束の地に入り、その地の食べ物を食べた時、マナは降らなくなりました。それあmで、神様はマナを与え続けてくださいました。

 神様は、私たちの生活に必要なものを継続的に与え続けてくださるお方であると知ることができます。また、神様が与えてくださるパンによって、肉体が生きることだけでなく、主のみことばによって日々養われる必要があることを教えてくださっています。

主イエス様は、天からくだってきた「いのちのパン」だとも言われます。私たちは日々、主イエス様に会い、そのみことばに養われつづけることで、豊かないのちを生きていくことができます。

 


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