Bible Story
2024年6月2日
・・・創世記 28章
暗唱聖句 創世記 28:15
『わたしはあなたとともにいて、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。』
父イサクをだまし、兄エサウから祝福を奪った、ヤコブは母リベカのはからいで(創世記27:41~44)母の実家へと送り出されました。父イサクは、ヤコブを呼び寄せ彼を祝福し命じました。「カナンの娘たちの中から妻を迎え入れてはならない。パダン・アラムの母の父ベトエルの所へ行き、母の兄ラバンの娘たちの中から妻を迎えなさい。全能の神がおまえを祝福し、多くの子を与え、おまえを増やしてくださるように。そして、おまえが多くの民の群れとなるように。神がアブラハムの祝福をおまえに、すなわち、おまえと、おまえとともにいるおまえの子孫に与え、神がアブラハムに下さった地、おまえが今寄留しているこの地を継がせてくださるように。」
神の祝福を約束されながらも、ヤコブは約束の地から引き離され孤独な旅を強いられることになりました。しかし神はヤコブを見捨てず共におられました。ヤコブは、旅の途中、ある場所にたどり着き野宿をすることになったその場所で石を枕にして横になった時のこと。ヤコブはある夢を見ました。それは、一つのはしごが天から地に立てられ、神の使いたちがそのはしごを上り下りする不思議な夢でした。
ヤコブはこの時、「アブラハム、イサクの神」である主からの語りかけを聞きました。旅する前に父イサクが祝福の際に語ったことを、主ご自身のことばとして聞いたのです。それは、カナンの地を与えるということ、子孫繁栄の約束、そして共におられる主がヤコブを守り導き、決して捨てないという約束でした。
翌朝早く、ヤコブは自分が枕にした石を取り、それを立てて石の柱とし、柱の頭に油を注ぎ、その場所の名をベテルと呼びました。そしてヤコブは誓願を立てたのです。
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