「ヤコブの帰郷」
- junagrace
- 2024年5月31日
- 読了時間: 2分
Bible Story
2024年6月9日
・・・創世記 31:1-18、32:1-33:11
暗唱聖句 箴言 3:5
『心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに頼るな。』
ヤコブが怖じラバンのもとで20年を過ごした頃のこと。ラバンの息子たちが富を得たヤコブに悪い噂を流すようになります。ヤコブがラバンを見ると、それは彼に対して以前のようではありませんでした。
その頃、「あなたが生まれた、あなたの父たちの国に帰りなさい。わたしは、あなたとともにいる。」と神からの語りかけがありました。ヤコブは神のことばによって決心を固め、妻たちに伝えると、妻たちも従いました。
こうして家族や大勢の召使いを引き連れて、ヤコブは故郷カナンに出発しました。そんなヤコブにのしかかってきたことは、自分が祝福を奪ってしまったことによる兄エサウの怒りと復習の問題です。ヤコブは使いをエサウに送り、自分が帰郷することを伝え、十分な財産があり、決してエサウの財産を無心しに来たのではないことを伝えさせます。しかし兄エサウが400人を従えて向かっていることを聞くと、ヤコブは非常に恐れ不安になりました。そして神に「自分は恵みに値しない者。どうか助けてください。私は恐れています。」と祈ったのです。
この後、ヤコブは兄への贈り物を周到に用意しました。恐れは消えていなかったのです。
ヤコブは皆を先に送り出し、ヤボクの渡し場に一人で残りました。その時、突然一人の人(神の御使い)が現れ、ヤコブと一晩中、格闘をしたのです。
神の使いは、ヤコブに勝てないのを見て取り、ももの関節を打ちました。関節が外れたヤコブは一時的に歩けなくなりますが、同時に、自己中心という思いが砕かれて徹底的に神により頼む者となる祝福をいただきました。神に信頼しエサウとの再会を恐れなくなったのです。
神との格闘によって恐れを克服したヤコブは、自分から一行の先頭に行って立ち、エサウとの再開を果たします。謙遜になったヤコブは、エサウの前にへりくだって、7度もひれ伏しました。エサウはヤコブを抱きしめました。神がヤコブを取り扱い、兄弟の和解を成し遂げてくださったのです。


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