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「ヤイロの娘の癒やし」

Bible Story

2024年7月14日

・・・マルコの福音書 5:21-43

暗唱聖句 マルコの福音書 5:36

『恐れないで、ただ信じていなさい。』


 イエス様たちがゲラサ人の地から戻ってこられると、大勢の人たちがイエスさまのもとに集まってきました。

すると、会堂司の一人でヤイロという人が来て、イエス様を見るとその足もとにひれ伏して、こう懇願しました。「私の小さい娘が死にかけています。娘が救われて生きられるように、どうかおいでになって、娘の上に手を置いてやってください。」そこで、イエス様はヤイロと一緒に行かれました。すると大勢の群衆がイエス様について来て、イエス様に押し迫りました。


 そこに長血という病気を患っている女性がやってきました。彼女は十二年間も闘病し、多くの医者に診てもらいましたが、ひどい目にあわされて持ち物も使い果たした挙げ句、病状は悪くなってイエスさまのことを聞いてイエス様のことを聞いてイエス様の近くまで来たのです。イエス様の衣にでも触れれば、救われると考えていたからです。彼女はもう何も持っていませんでしたが、神を信頼する心を持つようになったのです。その信頼から、人混みの中でイエス様の後を追いかけ、イエス様の衣に触れたのです。すると、女性はすぐに病気が癒やされたことに気づきました。

 イエス様もご自身から力が出ていったことに気づかれました。すると「ご覧のとおり、群衆があなたに押し迫っています。それでも『だれがわたしにさわったのか』とおっしゃるのですか。」と言う弟子たちのことばをよそに、群衆の方を振り向き、衣を触った女性を捜されました。そして女性が名乗り出るのを待ちました。イエス様は名乗り出た女性に、「娘よ、あなたの信仰があなたを治したのです。安心して行きなさい。苦しむことなく健やかでいなさい。」と言われました。


 イエス様がまだ話しておられるとき、会堂司の家から人々が来て言いました。「お嬢さんは亡くなりました。これ以上、先生を煩わすことがあるでしょうか。」イエス様はその話をそばで聞き、会堂司に言われました。「恐れないで、ただ信じていなさい。」イエス様は、ペテロとヤコブ、ヤコブの兄弟ヨハネのほかは、だれも自分と一緒に行くのをお許しになりませんでした。彼らは会堂司の家に着きました。イエス様は、人々が取り乱して、大声で泣いたりわめいたりしているのを見て、中に入って、彼らにこう言われました。「どうして取り乱したり、泣いたりしているのですか。その子は死んだのではありません。眠っているのです。」人々はイエス様をあざ笑った。しかし、イエス様は皆を外に出し、子どもの父と母と、ご自分の供の者たちだけを連れて、その子のいるところに入って行かれました。そして、子どもの手を取って言われました。「タリタ、クム。」訳すと、「少女よ、あなたに言う。起きなさい」という意味です。すると、少女はすぐに起き上がり、歩き始めたのです。彼女は十二歳でした。それを見るや、人々は口もきけないほどに驚いたのです。イエス様は、このことをだれにも知らせないようにと厳しくお命じになり、また、少女に食べ物を与えるように言われました。


 信仰をもってイエス様に近づくとき、そしてその信仰を最後まで持ち続けるとき、イエス様の救いにあずかることができるのです。

画像:アトリエ Trinity

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