Bible Story
2024年8月11日
・・・ 出エジプト記 1:1-2:10
暗唱聖句 詩篇 50:15
『苦難の日にわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出しあなたはわたしをあがめる。』
創世記の最後のヨセフの時代以降、エジプトに移り住んだイスラエルの民を神様は祝福し、その人口はどんどん増え、非常に強くなりました。
やがて、ヨセフのことを知らない新しい王がエジプトに起こりました。王は、イスラエルの民がエジプトより多く強くなったのを見て、イスラエルの民をを思い労役で苦しめようと彼らの上に役務の監督を任命しました。しかし、苦しめれば苦しめるほど、この民はますます増え広がったので、人々はイスラエルの子らに恐怖を抱くようになりました。それでエジプト人は、イスラエルの子らに過酷な労働を課し、漆喰やれんが作りの激しい労働や、畑のあらゆる労働など、彼らに課す過酷なすべての労働で、彼らの生活を苦しいものにしました。
人口増加に歯止めをかけようとしたエジプトの王ファラオは、へブル人(イスラエル人)の助産婦に、「へブル人が男の子を出産したら、殺さなければならない」と命じました。しかし、助産婦のシフラとプアは神様を恐れていたため、エジプトの王の命令に従わず、男の子を生かしておきました。
助産婦たちは神様を恐れていたので、神様は彼女たちに良くしてくださいました。
助産婦たちへの命令が意味をなさないと分かったエジプトの王は、新たに生まれたへブル人の男の子をナイル川に投げ込むように命じました。
さて、レビの家のある人がレビ人の娘を妻に迎えました。彼女は身ごもって男の子を産み、その子がかわいいのを見て、三か月間その子を隠しておいたのです。しかし、それ以上隠しきれなくなり、その子のためにパピルスのかごを取り、それに瀝青と樹脂を塗って、その子を中に入れ、ナイル川の岸の葦の茂みの中に置きました。
この時、ファラオの娘でであるエジプト人の王女が水浴びをしようとそこにやってきました。そして籠の中の赤ちゃんを見つけるとかわいそうに思い、へブル人の子供だと知りながら助けたのです。様子を見に来ていたその子の姉は、実の母を乳母として紹介しました。母は、王女から養育費を受け取り、その子を育てました。
その子が大きくなった時、母は王女のもとにその子を連れていき、その子は王女の息子になりました。王女はその子を「モーセ」と名付けました。ナイル川の水から引き出した子どもという意味です。
神様はご自分の民の叫びを聞き、ご計画のうちに導いてくださいます。こうして、エジプトで奴隷となって苦しむイスラエル人を助け出す神様のみわざは、モーセの誕生によって始まりました。
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