Bible Story
2024年12月8日
・・・ ルカの福音書 1:26-56
暗唱聖句 ルカの福音書 1:46-47
『私のたましいは主をあがめ、私の霊は私の救い主である神をたたえます。』
マリアに突然、御使いガブリエルが現れました。そして、「あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスと名づけなさい」と告げました。その子は「大いなる者」「いと高き方の子」と呼ばれる救い主であることも教えられました。
マリアは結婚前に身ごもるという知らせに驚き、戸惑います。御使いは、マリアに聖霊が臨むことによって救い主を授かることを教えました。「神にとって不可能なことは何もありません」この御使いのことばは、マリアの心に迫ったのです。「あなたのおことばどおり、この身になりますように」その答えはマリアの信仰のことばでした。突如起きた出来事の中で、みこころが行われることを願い、神に信頼を寄せて自分の歩みを委ねました。このマリアの応答によって、主イエス誕生のご計画が進むことになりました。
その後、マリアは急いで、同じく御告げを受けて妊娠している親類のエリサベツを訪ねました。エリサベツとの会話はマリアを励まし慰めました。小さき者に目を留める神は、その者が倒れないようにしっかりと支えてくださいます。聖霊に満たされたエリサベツのことばは、マリアの信仰の決断を励まし、祝福を与えました。マリアは様々な不安がありながらも神の為さろうとしているご計画を確認し、神の力強い約束の言葉は必ず実現すると確信しました。神に従う道を選んだマリアを深く配慮しつつ導かれる神の愛を知ることができます。
マリアは神が素晴らしいみわざをなしてくださったことを覚えて賛美しています。「この卑しいはしために目を留めてくださった」と、神が低い者や弱い者を顧みてくださるお方であることを歌っています。救い主の母にふさわしい資格があるわけではない小さな自分に、ただ神の恵みによってその立場が与えられたとほめたたえているのです。
この神の偉大な恵みと圧倒的なあわれみを知るとき、私たちは神の御前にひれ伏すほかありません。いかなる状況にあろうとも、この力ある神、救い主を仰ぎ見るとき、心から喜びの賛美があふれるのです。

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