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「ゲッセマネの祈り」

Bible Story

2024年3月10日

・・・マタイの福音書 26:36-56

暗唱聖句 マタイの福音書 26:39

『わが父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしが望むようにではなく、あなたが望まれるままに、なさってください。』


 イエスは最後の晩餐の夜、弟子たちを伴って神に祈るためにゲッセマネという園に行きます。

 イエスはまず、弟子たちに「祈っている間、ここに座っていなさい」とお命じになりました。さらに、いつも大事な場面で同行してきたペテロとヨハネ、ヤコブを近くに置かれ、目を覚まして共に祈るよう命じられました。

 ところが、弟子たちは目を覚ましていることができませんでした。最後の晩餐でイエスの集大成ともいえる教えを受けた弟子たちは燃えていたことでしょうが、眠りの誘惑に勝つことができず、大事な時にイエスのために祈る機会を逃してしまったのです。

そんな弟子たちに、イエスは「誘惑に陥らないように目を覚ましていなさい。霊は燃えていても肉は弱いのです。」と教えられました。

イエスの苦悩は更に続き、二度目の祈りで「あなたのみこころがなりますように」と自分の願いではなく、神の御心がなされるようにと祈られました。この祈りの後も三人の弟子たちは眠っていました。

イエスは弟子たちにもう何も言うことはなく三度目の祈りに向かわれました。

そして祈りを終えたイエスは「時が来ました。人の子は罪人たちの手に渡されます。」と言われました。

 祈りを終えたイエスのもとには、イエスを裏切ったイスカリオテのユダが、大勢の群衆を伴ってやって来ました。イエスを逮捕するためです。

イエスはご自分を裏切ろうとしているユダに「友よ、あなたがしようとしていることをしなさい。」と言われ、抵抗することなく進んで逮捕されていったのです。


 こうしてイエスは、ご自分の受難が預言者たちによって語られていた神のご計画であるという確信のもとに、ただ一人十字架への道を歩まれてのです。



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