Bible Story
2024年9月29日
・・・ 民数記13:1~14:38
暗唱聖句 ヘブル人への手紙 11:1
『信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるもの
神様はモーセにおっしゃいました。「十二人の偵察隊をつくって、カナンに遣わしなさい。」モーセは神様の命令に従い、選ばれた十二人に言いました。「カナンの地がどんなところか、よく調査してきなさい。そこに住んでいる民が強いか弱いか、多いか少ないか、またその土地は肥えているか痩せているか、そこには木があるかないか、勇気を出して、その地の果物を取って来なさい。」
それで彼らは上っていきその地を偵察しました。
四十日の終わりに彼らは偵察から帰ってきました。彼らは全会衆に報告をし、その地の果物を見せました。偵察隊の報告は続きます。「ただし、カナンの地に住む人々は非常に体が大きく強そうです。町は大きな城壁に囲まれて、大勢が住んでいます。」
その時、カレブがモーセの前で民を静めて言いました。「私たちはぜひとも上って行って、そこを占領しましょう。必ず打ち勝つことができます。」しかし、彼と一緒に上って行った者たちは言いました。「あの民のところには攻め上れない。あの民は私たちより強い。」ヨシュアも同じ意見でした。
しかし、他の十人は偵察してきた地のことを悪く言いふらしました。
すると全会衆は大声を上げて叫び、その夜は泣き明かしました。そしてモーセとアロンに不平を言いました・「我々はエジプトで死んでいたら良かった。なぜ主は我々をこの地に導いてきて剣に倒れるようにされるのか。」
カレブとヨシュアは皆に呼びかけました。「神様の約束は必ず実現します。カナン人を恐れてはいけません。神様を疑って背いてはなりません。私たちには神様が共にいてくださるではありませんか。」けれども人々は二人に怒って石を投げつけようとしました。
イスラエルの民の様子をご覧になった神様は、モーセにおっしゃいました。「この民はいつまでわたしを信じようとしないのか。。」エジプト脱出から今まで、神様は驚くべき奇跡によって、民を導いてくださいました。それでもまだ、約束の地を前にしても信じようとしない民を神様は怒り滅ぼそうとお考えになりました。
モーセが「どうか恵みによって民の罪を赦してください」と必死にとりなしたので、この時も神様は民を滅ぼすことを思い直してくださいました。その代わり、「神様を信じなかった民は、この後四十年間荒野をさまよい、カナンに入ることはできない。」「神様を信じたカレブとヨシュア、そして今二十歳以下の子どもと若者だけが、四十年後に約束の地に入ることになる」とお決めになったのでした。
主が語られたことは必ずその通りになります。立ちはだかる現実がどんなに大きくても、疑う声、反対する声、それに賛同する者が多数を占めたとしても、頼って立つべき所は、真実な主の約束です。互いにとりなし、祈り合いながら、心を頑なにすることなく、主の約束を信じ、従っていきましょう。
画像:アトリエ Trinity
Comments